MとY

 
 
 
 
 
 

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五月病

 

Y: いやー、五月病ですよ。

M: 違うよね。

Y: 「毎日がだるく、すべてのことに対して無気力」ぴったり当てはまるよ。

M: あんたの場合、この時期だけじゃなくてずっとじゃない。

Y: 別に5月じゃなくても五月病と言ってもいいんですよ。

M: そもそも五月病って、どんな病気なの?

Y: もともとは、受験戦争後の新大学生が、希望に満ち溢れて入学したものの、新しい環境に適応できず目標もできずで、心身に不調をきたすストレス病だそうです。

M: 4月は気が張っていたものの、ゴールデンウィークで気持ちが折れた感じ?

Y: そう。一種の燃え尽き症候群とも取れる。

M: あんたは、まだ燃えた形跡がないじゃない。生な上に、腐ってる感じ。

Y: レアチーズ?

M: ハイジのチーズのように、炙り焼きにしてあげるよ。

Y: 大学生に限らず、新社会人も新人教育が終わって配属される頃にそんな症状が出たりするわけだ。

M: みんながそんな症状になるわけじゃないよね。

Y: 僕のように真面目で繊細なタイプがなりやすいみたいだね。

M: あんたは「ごがつ病」じゃなくて「さつき病」だね。

Y: 何その病気。

M: 不幸を演じる病気。

Y: 「幸楽」って店ほど、名前と矛盾している店はないよね。

M: 最近の新人の離職率ってすごそう。

Y: IT業界の場合、ひどい会社だと新人の半分が辞めるみたい。この業界は、五月病にそれだけかかりやすいのかもしれない。

M: 入社前の想像と入社後の実際のギャップが激しいのかもね。

Y: 社会経済生産性本部によると、今年の新入社員は「カーリング型」だそうです。

M: あー、そういうの毎年発表されてるよね。

Y: 「氷の上を滑走する石のごとくスムーズに就職でき、周囲がブラシでこすらなければ、減速したり、止まったりしかねない」だ、そうです。

M: まだ働いてもいないのに、何で分かるのよ。

Y: ちなみに、僕の時は「キシリトールガム型」だそうです。「種類は豊富、価格も手ごろ。虫歯(不祥事)予防に効果ありそうだが、味は大差ない」

M: どの年も、ひどい言われようね。

Y: キシリトールって、噛んだらお腹ゆるくなるよね。

M: あんたのような地雷もあったわけだし、その点は当たってるのかも。

Y: キシリトールのマスコットは「キラピーちゃん」です。歯はキラっと、お腹はピー。これほど完成されたネーミングは出てこないと思う。

M: そういうピーじゃないと思うよ。

Y: キラピーちゃんくらい、納得できるような型を命名しなければならない。

M: どんなのよ。

Y: 「パンダ型」レンタル費用1億円の超大型新人。白黒はっきりしてる。

M: どこが納得できるような型なのよ。

Y: 「ガス田型」類まれなる自己主張ができる。他から何を言われても、その心は揺らがない。

M: そんな新人いらないって。

Y: 「聖火型」自己権威を周囲に誇示する。受け入れた部署は穏便にプロジェクトを進める勉強ができる。

M: 燃え尽き症候群になるよ。

Y: まあ、五月病プロの僕からすれば、五月病なんて病気ではないです。

M: だからあんたは五月病じゃないんだって。

Y: 無気力が基本で、気力がある方が異常。夢や希望に満ち溢れていることは悪くないけど、別にそうなる必要はない。

M: スピリチュアルより性質の悪い説法ね。

Y: 世間では、生きがい・やりがいのある仕事をしないと負けみたいに言われてるけど、仕事というのは自分の気持ちとは無関係に、社会貢献できていればそれでいい。

M: 無気力だろうが、偽善だろうが、社会貢献があればいいってこと?

Y: やらない善より、やる偽善。気持ちなんてどうでもいい。身体を動かせ。社会貢献は義務。

M: その身体も動かないのが五月病なんじゃない。

Y: そこは鍛えていくしかない。気持ちが遠くにいってしまっていても、身体が機械的に動くようになれば完治。

M: むしろ悪化してると思うんだけど。

Y: 無理に気持ちと行動をシンクロさせようとするから、しんどくなるんだってば。

M: 気持ちと行動が一致してないから苦しいんだってば。

Y: その苦しみを抜ければ、悟りの境地。むしろ五月病こそが本来の自分。ビバ五月病。

M: あんたは、アルプスにでも行って、自分を取り戻した方がいいよ。コヤリの上でアルペン踊りでも踊ってきたらいい。

Y: アルプス一万尺のアルプスは、日本アルプスだよ。

M: そうなの?

Y: コヤリっていうのは小槍。槍ヶ岳の隣のクライマー御用達の山。その小槍の高さが、3,030mで一万尺。

M: じゃあ本場アルプスで、おんじにチーズでももらってきなよ。

Y: アルプスはあのブランコが怖いから嫌だ。あれ、振り子周期から計算したら、60km/h以上出てる。

M: それにハイジは笑顔で乗ってるの?

Y: そんなアーデルハイドに、クララは「意気地無し!」って言われてしまう。クララってすごいなって思う。僕だったら二度と立ち上がれない。

M: あんたがクララだったら、「立つ必要がない」とか言っておしまいじゃない。

Y: アルプス怖い。五月病悪化するわ。寒いし。

M: 寒いのは関係ないよね。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。


幸楽
パンダ型
ガス田型
聖火型
スピリチュアル
やらない善より、やる偽善
アーデルハイド

 
 
 
 
 
 

聖火リレー2

 

Y: 聖火リレー、日本で無事終わりましたね。

M: 無事なの?

Y: 欽ちゃんに物が投げられたり、愛ちゃんのところに男が突っ込んできたり。

M: いろいろあるんじゃない。

Y: この程度のことでは「無事」という括りになる。世界の壁は、厚く高い。

M: こんなことで、競う必要はないよ。

Y: 中継見てたんですけど、長野は中国の植民地と化してたね。日の丸や五輪旗なんか存在すらしないし、五星紅旗が延々と振られてた。

M: 沿道が真っ赤だったね。

Y: ゴール地点では、チベットの旗持った人は入れなかったらしいですよ。中国の旗を持った人だけがやりたい放題。

M: それは不平等だよね。規制するなら、どの旗を持っていても規制しないと。

Y: 我々の税金は、中国のお国自慢のために使われたわけです。

M: そういう言い方するから、不満が残るんじゃない。

Y: でも、長野でリレーにちゃんと出た人や警備した人には、本当にご苦労様と言いたい。

M: あれ、リレー出るなとか、警備いらないとか、ゴネてたんじゃないの?

Y: よその国を自分の国の国旗で埋め尽くすっていうのは、もう発想がおかしいんですよ。少なくとも世界平和を望む生物ではない。モンスターです。

M: いい過ぎだよ。

Y: モンスターに対話を求めるのは無理です。だから、いい気分にさせてガス抜きしてもらった方がベター。

M: それが長野だっていうの?

Y: もし誰かランナーが辞退したり、警備を厳重にしないで聖火リレーが続行できなかったりしたら、一気に日中関係は悪くなる。

M: 悪くなったらなったでいい、と考える人も多そうだけど。

Y: そうなったら、最悪戦争です。日本にとってメリットがない。

M: じゃあ、中国の主張を一方的に呑むのが正しいの?

Y: そこが外交手腕というやつです。モンスター使いのスキルと言い換えてもいい。

M: 言い換えなくていいから。

Y: 外務省に入るには、はぐりんが仲間になっているかどうかを、まず問われる。

M: なぜ、はぐれメタル。

Y: 外務大臣は日々悩んでいる。

M: 国内の声に耳を傾けるべきか、世界情勢に迎合すべきか難しいよね。

Y: ビアンカにしようか、フローラにしようか。

M: マリアでいいよ。

Y: 今回の一連の対応は、国民から見ると自国に失望した人もいるかもしれないけど、長い目で見たらプラスだったと思う。

M: 単なる事なかれ主義のようにも見えるけど。

Y: 相手は、東京オリンピックをボイコットした挙句、核実験を実施したモンスターです。事なかれ主義しか手がない。

M: 昔と今だったら、中国の考え方も変わってきてるんじゃない?

Y: イギリスBBCなどが「世界に良い影響を与えている国は?」というアンケートを実施してます。

M: うん。

Y: このアンケート、日本が良い影響を与えていると答えたのが56%で3年連続でトップ。ちなみに日本が悪い影響を与えていると回答したのが21%。その内訳はほとんど中・韓。

M: 日本って、世界から割と愛されているのね。

Y: ちなみに中国が、良い影響47%、悪い影響32%。これはチベット人権問題の前のアンケートなので、今はガタっと下がっていると思う。

M: それで?

Y: 面白いのは「自国が世界に良い影響を与えていると思うか?」というアンケート。日本は36%で、中国は90%。

M: すごい自意識過剰。

Y: この意識がモンスター。

M: 日本人が謙虚すぎるんじゃないの?

Y: モンスターはうまく飼いならす方が重要。

M: どうやって?

Y: 日本の伝統文化に、本音と建前というのがあります。

M: 良くも悪くもね。

Y: 聖火リレーやオリンピック参加で、建前でもいいから相手を気持ちよくさせ、中国市場で少しでも有利に立ち回れるようにすることこそが、日本のメリット。

M: オリンピックは政治や経済と無関係であってほしいよ。

Y: スポーツは感動を与え、肥やしとなる。それでいいじゃないですか。

M: 世知辛い世の中ね。

Y: もし、モンスターを狩ってしまったら、たちまち中国市場の日本の場はポータブルサイズになる。

M: そんなに中国市場が大事なの?

Y: 人口は軽く日本の10倍。日本で普及率の高いものでも、中国ではまだまだ売れる。売っていかねば日本が滅ぶ。資本主義は成長が前提だからね。

M: モンスターを手なずけようとして、自分がモンスターにならなければいいけど。

Y: そういうわけで、オリンピックに期待したいですね。

M: 何だかんだ言っても、楽しみは楽しみだね。見所は「ママでも金」かしら。

Y: そういえばYAWARAちゃんって最近言われなくなったね。

M: 年齢にさすがに無理があるし、若い子は原作知らないからじゃない?

Y: 浦沢直樹って「YAWARA」の他にも漫画描いてるじゃない。それに愛称を変えたらいい。

M: どんな?

Y: 「MONSTER」

M: おやすみ。

Y: おやすみ。


五星紅旗
はぐりん
ビアンカにしようか、フローラにしようか
マリア
ポータブルサイズ
ママでも金

 
 
 
 
 
 

聖火リレー

 

Y: 聖火が熱い。

M: 発言に気をつけないと、大火傷するよ。

Y: かつて、これほど各地で受け入れられない聖火を見たことがあろうか。

M: そもそも、聖火リレーの様子なんて、普段あんまりニュースで取り上げられないよね。

Y: もともと聖火リレーは、ベルリンオリンピック時のナチス案だし、プロパガンダ。今回のは原点回帰ですね。

M: なんか、聖火リレーというよりは、鬼ごっこみたいになってるけど。

Y: フランスにいたっては、装甲車48台・警官100人・消防隊100人で聖火を守る布陣。「武力で守ろう 平和の灯火」

M: 変なコピー作らないでよ。

Y: 火を守る消防隊とか憧れる。

M: あんた、寝返って消火するよね。

Y: これだけの布陣を敷いても、聖火は3回も消えてる。フランス3点ゲット。

M: 他の国では消えてないの?

Y: イギリスが、ランアンドガンスタイルで消火器攻撃するも、惜しくも点に結びつかず。

M: いつから、豊玉高がイギリスになったのよ。

Y: フランスにあまりにも点を入れられたので、運営サイドは、ディフェンスに定評のある池上にアドバイスを受けた。

M: 最後の方、スタメン外れてたよね?

Y: アドバイスの甲斐もあって、ダークイリュージョンでアメリカ戦は無失点。

M: コースもゴールも変えちゃったんだから、不戦敗じゃないの?

Y: 神聖なものだから、誰かに見られてはいけないのです。

M: 何のための聖火リレーなのよ。

Y: こうなってくると、日本ではどういうリレーになるのか楽しみ。

M: またイリュージョンするんじゃないの?長野の予定が札幌とか。

Y: このイリュージョンは見切った。

M: どうするのよ。

Y: 聖火が本コースから消えたら、本コースにこちらでスタンバイしてる、変装した聖火ランナーを出す。

M: ルパン三世がやりそう。

Y: チベットの旗も一緒に持って走れば、フリーチベットの強烈なアピールになるんじゃないかな。

M: 運営側も、もっと違う作戦練ってくるんじゃない?

Y: アルゼンチン戦は、5700人ゾーンディフェンスで守りきったみたいだね。

M: 聖火を見に来てる人より多いよね。

Y: 僕だったら、500ヶ所くらいで同時スタートさせる。499個の聖火は偽物。

M: ウォーリーみたいになってるじゃない。

Y: しまいには、自分達もどれが本物かわからなくなる。仕方が無いから、最後は全部混ぜちゃう。

M: チャッカマンで点けたのもあるよね。

Y: 偽装聖火は日本のお家芸。

M: 製菓だよ。

Y: 今のところ、リレーの最中なのに、聖火を消して乗り物で運んでもいいというルールが確立されているよね。

M: そこは目をつぶろうよ。

Y: もう、ラブワゴンに聖火を押し込んで、世界中を回ればいいんじゃないでしょうか。

M: 聖火を相乗りさせてどうするのよ。

Y: 男女7人で聖火を守り抜く。

M: 番組趣旨が変わってるんですけど。

Y: そろそろ、ダニーの代わりにダライが入ってくるから。

M: それは、いろんな意味でまずいと思うよ。

Y: じゃあ、池上でいいよ。

M: あまり活躍しなさそう。

Y: 次の目的地はチベット。走れ、ラマワゴン!

M: ラブはどこにいったのよ。

Y: ルパンが盗んでいきました。

M: おやすみ。

Y: おやすみ。


ベルリンオリンピック時のナチス案
ランアンドガンスタイル
ディフェンスに定評のある池上
ダークイリュージョン
ゾーンディフェンス
ラブワゴン
ダニー
ラマワゴン
ルパンが盗んでいきました

 
 
 
 
 
 

ギャンブル

 

Y: 最近、競馬の調子がいい。

M: じゃあ、ヴィトン買ってよ。

Y: 自分で賭けて増やせばいいじゃない。

M: 私は絶対に勝てるギャンブルを知ってる。

Y: そんなのあるの?

M: 競馬好き・パチンコ好きなどのギャンブル馬鹿に、それとなく会話を合わせておく。興味ありますよ〜くらいに。

Y: 興味ないのに、話合わせるの?

M: そうすると、たまに勝った勢いで、ごちそうに誘ってくれたりするわけですよ。

Y: ギャンブル依存症はよく聞くけど、ギャンブラー依存症は初めて聞いた。

M: 全く元手無しで、うまいものにありつける、ノーリスクハイリターン。

Y: ひどい、と言いたいところだけど、それは、ギャンブル馬鹿にとっても嬉しいことです。

M: なんで?

Y: ギャンブル馬鹿は、ギャンブルを何のためにやってるのか。

M: お金を増やすためじゃないの?

Y: ギャンブルでお金が増えるなんて話は、宗教並みに胡散臭い。そんなことは、ギャンブルやってる人間が一番よく分かってる。

M: そうなの?

Y: じゃあ、ルーレット必勝法を教えます。

M: あんたが言うから胡散臭いんだよ。

Y: 赤が7回連続で出ました。「0」を無視すると、赤が8回連続で出る確率は、1/256です。

M: うん。

Y: よって、赤が7連続で出た後に次に黒が出る確率は255/256。赤が7回連続で出たのを見たら、黒に賭ければいい。

M: え、なんか勝てそうじゃない?

Y: という話をあっさり信じるような人は、宗教のいいカモにされます。過去のデータを都合のいいように使うことを「ギャンブラーの誤謬」という。

M: だって、黒が出そうじゃない。赤が8回も続くなんて、すごく確率低いよ。

Y: 8回目も黒が出る確率は2分の1。それこそ100回連続で赤が出ても、ルーレット盤が故障していなければ、次に黒が出る確率は2分の1。

M: どうしてそうなるの?

Y: 過去の結果は、これから行なうことに全く影響がないから、過去がどうだったかは考えてはいけない。

M: でも、そういう話ってよく聞くよね。ツキとか流れとか。

Y: ツキも流れも結果論。回数を重ねるごとに、ただ粛々と勝率は2分の1に収束される。
k
M: 大数の法則?

Y: そう。回数を重ねるごとに分散が小さくなる。そして、そのギャンブルの期待値に収束されていく。

M: ビギナーズラックっていうのは、期待値に収束される前の状態ってこと?

Y: ギャンブルは続ければ続けるほど、確実に負けるので、初心者の方が勝ち組が多い。もっとも、ついてない初心者の方が多いけど。

M: ルーレットの期待値ってどんくらいなの?

Y: 約95%。「0」があるからね。競馬は概ね75%。宝くじにいたっては約47%。

M: これは、競馬だと、賭け続けると資金が75%になりますよ、ということを言ってる?

Y: そういうこと。残りの25%は税金です。宝くじなんてヤクザより性質が悪い。本気で宝くじの管理をやってるところに就職したい。

M: 「この売り場から何本1等が出ました」って参考になるの?

Y: そういう広告によって売れれば、そりゃあ、売り場の1等当選本数は増えますよ。正確には「この売り場の1等当選確率は何%です」と書くべき。

M: 宝くじ屋っておいしそうだね。

Y: もう、国を挙げての詐欺ですよ。クロサギでも手に負えない。

M: パチンコとかは?

Y: パチンコやスロットはさらに胡散臭い。店側で期待値を変化させられる。良心的な店で期待値90%くらいと言われてるけど、何とも言えない。

M: 勝つか負けるかは置いといて、最近のパチンコって面白そうじゃない?いろんなタレントやキャラクターものの台があったり。

Y: 一番すごかったのは、フランダースの犬の台。リーチかかったら、ネロの昇天シーンが出てくる。通称「昇天リーチ」

M: それは、ちょっとまずくない?

Y: おっさんが「ネロ死ねー!」って叫んでた。

M: ひどい。

Y: もう、何でもありですよ。倖田來未の台もある。♪めちゃくちゃ好きやっちゅーねん 月曜日も 火曜日も

M: 単なるパチンコ中毒じゃない。

Y: この台で打ったら、羊水腐るんだと思う。

M: 文化も期待値も低いギャンブルばかりだけど、期待値100%を超えるギャンブルを続ければ勝てるってことじゃない?

Y: そんなのあるわけない、と言いたいけど、方法はある。

M: どうやるの?

Y: 他人が知りえない情報を知ることで、期待値を上げられる。パチスロなら台の設定を知るとか。

M: 一般人では無理だよ。

Y: ラスベガスのビデオポーカーは設定100%オーバーのものがあるし、見て分かる。これなら、誰でもできる。

M: そういえば、あんたはラスベガスの旅費と宿泊費を全部カジノで稼いだとか言ってたね。

Y: これも運だけどね。大数の法則を発動させるには、回数を賭けないとダメ。競馬より勝ちやすいことは確かだけど、旅行の期間では必ず勝てる保障はない。

M: 逆に言えば、大数の法則を発動させないようにすれば、競馬でも勝てるんじゃない?

Y: 勝てる可能性が上がる、としか言えない。けど、その考え方は正しい。

M: 具体的にどうすればいいの?例えば、持ち金1万円を10倍にしたい場合。

Y: 回数を賭けることにより、大数の法則に捉まるわけだから、一番いいのは、10倍のオッズに1万円1点張りすることです。

M: それって、勝率悪くない?

Y: 10倍という目標に対しては、この方法が一番勝率が良いです。1レース千円ずつとか、複数点賭けるとかは、大数の法則に片足を突っ込むのと同じ。

M: 保険でこの目も押さえておこうとかは?

Y: 保険になってないです。正確には被害を25%で抑えようという保険にはなってる。

M: でも、競馬必勝本みたいのが、すごい出回ってるじゃない。このシステムで勝てる!みたいなの。

Y: 勝てるなら、本なんか売らないでそのシステムで延々稼いでればいい。せいぜい1,2年、たまたま勝っただけに過ぎない。いずれ大数の法則に呑まれる。

M: それが分かってるから、本を売るのかもね。

Y: これも詐欺の一種。

M: じゃあ、なんであんたは競馬やってるのよ。

Y: ギャンブル馬鹿は、ギャンブルを何のためにやってるのか。

M: そうそう。

Y: 趣味です。

M: それだけ?

Y: それだけ。でも、趣味としては悪くない選択肢。

M: どうして?

Y: だいたい趣味っていうのは金がかかる。ところが、例えば競馬なら、なんと75%のキャッシュバック。

M: ヤマダ電機もびっくりのキャッシュバックね。

Y: そして、趣味には、自慢大会の側面もあるじゃないですか。私の作品どうかしら。俺の成績どうよこれ。ちょっとこれオススメよ。

M: まあ、そうだけど。

Y: それと一緒で、ギャンブルに勝ったら、やっぱり自慢したいわけです。

M: ごちそうのお誘いに乗るということは、自慢に付き合うってこと?

Y: そう。だからお互いにとっていいことなんです。

M: じゃあ、ヴィトン買ってよ。自慢に付き合うってことで。

Y: いいよ。

M: マジで?

Y: あそこの外人さんがやってる露店で買おう。ヴィトンのバッグが2,000円だよ。超お買い得。

M: 絶対に偽物だよ。

Y: 分からないよ。本物かもしれない。ここはギャンブル。

M: 期待値0%。

Y: 男には、負けるとわかっていても、戦わなければならない時がある。

M: キャプテンハーロックは、ギャンブラーを煽るために言ったわけじゃないよ。

Y: そんなハーロックも、パチンコ台になってるんで。

M: ハーロックの誤謬。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。


ツキも流れも結果論
大数の法則
期待値イ
クロサギ
♪めちゃくちゃ好きやっちゅーねん 月曜日も 火曜日も
男には、負けるとわかっていても、戦わなければならない時がある

 
 
 
 
 
 
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