MとY

 
 
 
 
 
 

成人の日2

 

Y: 成人の日です。

M: とりあえず、おさらいよろしく。

Y: 祝日法には、こうあります。「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」

M: 「成年」は20歳以上の人を指し「成人」は精神的に大人である人を指すんだったよね。

Y: そうです。実際に成人式に出席する人でも「成人」は数えるほどしかいないです。

M: 逆に、20歳未満でも成人式に出てもよさそうな人もいるわけだ。

Y: 子ども店長とかは、成人式に出席させて大人店長でいいよ。

M: あんたより、はるかにしっかりしてそうだもんね。

Y: 見た目は子供、頭脳は大人。

M: コナンだよ。

Y: 見た目は大人、好みは子供。

M: コナンに捕まるといい。

Y: そもそも大人とは、どういう人のことを指すのか。

M: 難しいね。

Y: 僕の理想の大人像は「あしながおじさん」ですね。

M: なんで?

Y: あしながおじさんが大人たる所以は、自分の正体を明かさずに他人を助けている点です。人の役に立ち、なおかつ、目立たずさらっと遂行する人こそが、大人という感じがします。

M: まあ確かに、さりげない気配りには大人を感じるけど、あんたは、あしながおじさんを、ロリコンおじさんとしても捉えているよね?

Y: あしながおじさんは、ロリコンではないですよ。女子大生に資金援助ですから、熟女好きパトロンですね。

M: 女子大生で熟女だったら、アラサーとかアラフォーとかどうすんのよ。

Y: 2段熟女?

M: なんで2段熟カレーみたいな扱いになるのよ。

Y: あとは「スナフキン」の渋さも大人像に付け加えたい。

M: スナフキンって少年じゃないの?

Y: 大人に年齢は関係ないんでいいんですよ。「大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ」「たまには休むのもひとつの仕事じゃない?」

M: 名言が多いね。

Y: これを実践するとニートになります。ニートって大人だったんですね。

M: 違うから。

Y: すなわち、熟女好きのニートが真の大人ということになります。

M: 大人からかけ離れているよ。

Y: そもそも、大人になることが悪いことのように捉えている人もいると思います。夢を諦めたり、妥協したり、我慢したり、そういうことができるのが大人と言う人もいる。

M: そういう面もあるんじゃないの?

Y: 「子供らしさが死んだとき、その死体を大人と呼ぶ」(ブライアン・オールディス)

M: うまいこと言うね。

Y: でも、大半の人は、諦めや妥協のことを「大人になった」と言葉のすり替えを行なっているだけに過ぎない。

M: あんたはどうなのよ。

Y: 最初から、夢も目標もないので、諦めることも妥協もないですよ。

M: 聞く相手が悪かったよ。

Y: あと、大人じゃないイメージとしてDQNをイメージしがちですが、あれは大人じゃないのではなくて、人間じゃないだけです。

M: あんたはベクトルが違うけど、DQNにカウントされるんじゃないの?

Y: 僕は僕なりに大人像を持ってるけど、違う人に聞いたら、このように、全然違う大人像を持ってる。

M: そりゃあそうだろうね。

Y: だから、大人を定義するのは難しい。大人かそうじゃないかは、自分ではなく他人が決めることなので、自己判断ができない。

M: でも、あんたは大人じゃないというのは、誰もが認めると思うよ。

Y: 大人と感じる人がいたら「大人ポイント」を渡せるのはどうしょう。

M: なんか徳を積むみたいな感じね。

Y: そうですね。大人ポイントは積徳量のようなものかもしれない。

M: 「積徳量」なんて言葉は、仏教にないと思うけど。

Y: 瀬戸内寂聴「私の積徳量は53万です」

M: 徳のある人はそんなこと言わないよ。

Y: まあ、53万人の人から支持を集めるのは並大抵のことではないので、1,000ポイント集めると、大人になれて成人式にも出席できることにしましょう。

M: 大人になって、他にいいことあるの?

Y: 大人といったら「アダルト」ですよね。アダルトビデオに出演できる。

M: したくないよ。

Y: 「ギリギリモザイク 瀬戸内寂聴」

M: ギリギリじゃなくて、完全にアウトだよ。

Y: こうした「大人ポイント」でも作らない限り「おとなになったこと」を自覚できない。

M: 「成年になったことを自覚し、成人になろうとする青年を祝いはげます」という意味合いで捉えればいいんじゃないの?

Y: 成人になろうとするのに、年齢は関係ないと思うんですよ。むしろ20歳でようやく大人になろうとするのは甘えだし、60歳であっても大人を目指すべき。

M: あんたの解釈だと、みんなが大人を目指すべきで、でも、その大人にはたどり着けないということになるね。

Y: 自分なりの大人を再確認し、それに向けて新たに頑張るというのが成人の日ということでいいのではないでしょうか。

M: じゃあ、あしながおじさんとスナフキンを大人像としているあんたは、どう頑張るのよ?

Y: 「あしながスナフキン」

M: 合体しろなんて言ってないよ。

Y: スナフキンは、孤児院育ちのジュディに、大学進学の援助をしようと考えました。

M: うん。

Y: ところが吟遊詩人のスナフキンはお金を持っていませんでした。おしまい。

M: あんたの大人像は、この話のどこにあるのよ。

Y: 結局お金ということです。「大人ポイント」はお金だったのです。

M: タイトルからは想像もつかない残念感。

Y: 子供の店長が脱税を示唆する発言をし、総理大臣が犯罪者であるこの国で生き延びるには、このくらいの教訓がちょうどよいです。

M: 世知辛いよ。

Y: そんな世知辛い世の中をうまく渡り歩く、新成人にオススメの一本がこちら。

M: やめて。

Y: 「ギリギリ小細工 鳩山由紀夫」

M: あんたは今年、確実に友愛されるよ。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。

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