MとY

 
 
 
 
 
 

勤労感謝の日2

 

Y: 今日は、勤労感謝の日です。

M: どんな日だっけ?

Y: おさらい。勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝し合う。

M: お休みだったら、いくらでも感謝するよ。

Y: 本当に勤労とは感謝すべきものなのか、今一度考え直す時期に来ているのかもしれません。

M: 働くからこそ、生きていけるんじゃない。

Y: 日本国憲法には「勤労の義務」があり、学校では、勤労は尊いと習いました。

M: 「働かざるもの食うべからず」とかだよね。

Y: 確かに、働くことは大事だとは思うんだけど、学校の教育って企業の兵隊を育成している感じがします。

M: そう?

Y: 欠席は許さない風潮や皆勤賞。競争をして成績を上げるための勉強。目標や向上心が正義。年功序列。宿題という名の残業。

M: 斜めに見すぎだよ。

Y: これにより、勤労至上主義という道徳観を骨まで刷り込まれる。働かなくても生きてる人を見ると、違和感が起こるでしょ?

M: ニートとか?

Y: ニートや主婦という寄生虫や、不労所得を得ている錬金術師は、存在自体が許せないくらいの気持ちになります。

M: 特に主婦のみなさんは、あんたみたいな考えの人がいるから、負い目を感じて気苦労が多いと思うよ。

Y: 僕がこんな気持ちになるのも、勤労の義務という憲法と、徹底した教育のおかげだと思う。

M: でも、やっぱり働かないというのは、なんとなく、あんまりいいことではない気がするんだけど。

Y: あるカリスマニートはこう語っています。「働いたら負けかなと思ってる」

M: 働かなかったら勝ちなの?

Y: 資本主義は労働者がいないと崩壊します。だから、こんな世の中に一矢報いるために、敢えて働かないという考え方。

M: 絶対に、ただ怠けたいだけだよね。

Y: 消費しない・子供を作らない・働かない。老人超有利な選挙で戦っても無意味だけど、これなら若者でも国をひっくり返せる。

M: サイレント・テロだね。

Y: そして、Hドライブにかき集めた至宝をひっそりと楽しむ。

M: サイレント・エロだね。

Y: どうせ滅んでいく国なのであれば、一つ試してみたいことがある。

M: 勝手に滅亡を規定路線にしないでよ。

Y: ベーシック・インカム。

M: 何それ。

Y: たしか、新党日本のマニフェストにも組み込まれている経済施策。平たく言うと、子ども手当のすごい版です。「みんな手当」

M: みんなって、国民全員?

Y: そう全員。とても平等です。しかも、なんとか生活できる分だけのお金を渡します。年間100万円くらいですかね。

M: お金持ちにも渡したら、あんまり平等な感じがしないよ。

Y: 誰がお金持ちで、誰が苦労をしてるのかの線引きはイザコザを生みます。ワープアよりも生活保護受給者の方が良い暮らしをしているとか問題視されてる。

M: でも、そんなことしたら、みんな働かなくなるでしょ。

Y: そういう人も出ますね。

M: 国がすぐに滅ぶよ。

Y: 今の日本って、明らかに生産力をセーブしてるよね。人員を減らしたりして。

M: 不況で売れないからね。

Y: 売れれば生産力を上げて、人員も確保しようとする。

M: まあ、そうだろうけど。

Y: だったら、売れるようにお金を配った方がいいじゃないですか。働かない人がお金をもらって、そのお金を使ってくれた方が、企業は救われる。

M: 働かない人をわざわざ幸せにする必要はないんじゃないの?人ではなく、企業に資金注入する形が正しい気もするよ。

Y: 教育の賜物ですね。その考えを捨てた方が、結果的にみんな幸せなんです。みんな手当で人に配った方が雇用が増え、そして消費がまた増える。

M: でも、企業が人員を確保しようとしても、年間100万円も配ったら、働かない人が続出するんじゃないの?

Y: それがそうでもないと思うんですよ。年100万もらえば、まあ、田舎なら食べて住めますよ。でも、生活水準を上げるにはやっぱり働く必要が出てくる。

M: だったら、最初から年間100万円も配らないで、働いて稼げばいいじゃない。

Y: 働き方がガラっと変わってくる。クビになっても年100万はもらえるわけだから、資本家に対して萎縮して働く必要がなくなる。

M: 自分が本当にやりたい仕事をやれるってこと?

Y: 今の雇用関係は、クビにされたら死ぬから、しぶしぶ低賃金でも働いてるというのが多い。でも、そういうのがなくなる。嫌ならやらなければいい。

M: 雇用する側が困るんじゃないの?

Y: 雇用する側にもメリットはある。今は、使えないやつでも抱えないとボコボコに叩かれたり、派遣切りとか、内定取消とかをやっちゃうと、企業イメージはどんどん悪くなるよね。

M: みんな手当が行なわれると、雇用する方も、じゃんじゃんクビにできるってこと?

Y: そう。クビにしても死なないんだから、僕みたいのはどんどんクビにできる。そもそも会社が、社員やその家族の生命線であるのが重すぎる。

M: 働かないで、趣味に生きてもいいんだよね?

Y: 年間100万円で満足できるなら、それで全然構わない。今まで生活を重視するためにチャレンジできなかったことが、できるようなる。

M: でも100万円じゃ、何かあった時ピンチになるよね。

Y: みんな手当の他に、さらに、医療・福祉・教育は全部無料が適切と思います。医療は何でもかんでも無料だと、軽傷でも病院に行ってしまうので規制はいるだろうけど。

M: 教育が無料なのは義務教育くらいでいいんじゃないの?

Y: 大学まで全部です。入試もなくていいですよ。学びたいと思ったら学ぶという気軽さがほしい。本来学問とは、そういうもんでしょう。

M: 教育の内容も変わるの?

Y: それこそ劇的に変わると思う。今までのような企業の兵隊養成所から、成績なんかには追われない学問になりそう。

M: なんか、いいことしか言ってないけど、実現可能性は極めて低いよね。

Y: 財源。これに尽きます。

M: 結局民主党と一緒じゃない。

Y: 来日中の脱税総理の、中途半端な愚策とは違うよ。どうせ財源がないなら、このくらい大風呂敷を広げればいいのに。

M: いい加減、友愛されるよ?

Y: 「みんな手当」を財源がないからできない、と言うのは総理大臣でも言えるので、少し考えて見ましょう。

M: もう考えなくていいよ。

Y: ここで登場するのが、消滅するお金である自由貨幣。

M: 1年くらい前に言ってたやつ?

Y: 今度は前回と少し貨幣ルールを変えるので、単位をゴールドからギルにしましょう。FF楽しみですね。

M: なんでもいいよ。

Y: ペリカとかにする?

M: ギルでいいよ。

Y: ギルの主なルール。
 ・100円のものは100ギルでも売買できるようにすること。円とギルに差をつけないこと。
 ・ギルは時間の経過と共に、どんどん減っていくこと。利息の逆。マイナスの利子。

M: 減らさなければならないから、これは電子マネーじゃないとできないね。

Y: 「みんな手当」はギルで配ります。1人年間100万ギル。国民1億3千万人で年間130兆ギル。政府で発行しますから予算外でできます。

M: 突然お金をそんなに増やしたら、100円で買えたものが1,000円とかになったりするよね。インフレでジンバブエみたいになるんじゃないの?

Y: 個人的にはインフレ大歓迎ですね。

M: なんで?

Y: ハイパーインフレになれば、今貯蓄をしている人の金は無意味になる。

M: 一千万円の貯金があっても、チロルチョコしか買えないとか?

Y: 老人の貯蓄を焼き尽くして、全員一からやりなおし。最高に気持ちいい。

M: 自分も焼き尽くされるよ。

Y: ただ、残念なことに、ジンバブエのようにはならないはずです。インフレは供給不足で発生しますが、今の日本の潜在的な供給力は結構あると踏んでます。

M: そうとう生産を抑えているということ?

Y: 高く売れるんなら、たくさん作ろうとする。物価は甘く見て、現在の2倍くらいに落ち着くと仮定します。

M: 物価が2倍になったら、年間100万ギルもらっても、暮らしが危ないんじゃないの?

Y: それでも死ぬことはないと思いますよ。もやしと焼肉のタレとご飯があれば大丈夫。

M: あんたの極貧生活は自業自得でしょ。

Y: 配られたギルは、もちろん円と同様普通に使えます。

M: 減ってしまうから早く使う。それで経済循環がよくなるという理屈よね。

Y: それもあるけど、今回のギルは、減ってしまった分は国に戻る仕組みとします。100ギルを発行すると、月々1ギルずつ戻る。100ヶ月で確実に発行したギルは回収できる。

M: でも、貿易とかどうするの?ギルなんてどの国も受け入れてくれないよね。

Y: ギルと円の両替を認めるしかないね。等価交換だとギルをすぐ円に変えてしまうから、100ギルは80円くらいで両替かな。逆両替はダメ。

M: 円をギルに変えられないのはなんで?

Y: それだと、円でひたすら貯め込んでおいて、使うときにギルにしようとするでしょ。

M: みんな手当は配れそうだけど、さっき言ってた、医療・福祉・教育はどうするの?

Y: 年金や各種手当は、みんな手当に集約するからやめられるよね。これで、かなりの財源ができるはず。

M: それでも、医療・福祉・教育を全部無料にするとなると、まだ足りないよね。

Y: 足りない分は、北欧並みの高率消費税で回収するのが妥当。

M: 物価が2倍の上に消費税かけたら、買えなくなっちゃうんじゃないの?

Y: すべてに消費税をかける必要はない。無いと死んでしまう基礎食品とか生活必需品は消費税ゼロでいい。

M: でも、相当な高率になるよね。

Y: そうでもないと思いますよ。ギルは消えていくお金だから、消費が増えて、消費税もかなり回収できる見込みです。

M: 所得税じゃダメなの?

Y: みんな手当をやっちゃうと、勤労しない人が当然出てきます。所得税をかけてしまうと、さらに勤労する意欲がそがれて、働く人が本当にいなくなる。

M: 結局、高率消費税に頼るということは、お金持ちからお金を吸い上げる形になるよね。お金持ちは日本から出て行っちゃうんじゃないの?

Y: それはもう、打つ手なしです。お金持ちだけが高度な医療や教育を受けられる、という考えが正しいと言われたら、持たざるものは、そうですね、としか言えない。

M: どちらが正しいのかしら。

Y: 正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義です。そして、やはり、強いものが正義なのでしょう。

M: あんたは、みんな手当で年間100万ギルもらったらどうするの?会社辞めるの?

Y: 辞められないでしょうね。

M: なんで?

Y: 僕は、勤労とは、社会のために役に立つことと考えています。そして、日本国憲法で最も重要なのは、9条なんかより、勤労の義務と思っています。

M: 珍しく殊勝なことを言うね。

Y: この誤った考えを正さない限り、会社を辞めることはできない。

M: 会社じゃなくても、社会のために役立つことはいくらでもできるじゃない。

Y: ウソをついていました。働くのは、お金がもっとほしいだけです。

M: しかも、あんたは会社の役に立っていない、すなわち、社会のために役に立っていないから、勤労の義務を果たしていないよ。

Y: ひっそりと死にたいです。

M: サイレント・ネロだね。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。

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