MとY

 
 
 
 
 
 

著作権

 

Y: 著作物で稼ぎたい。

M: いいもの作りなさいよ。

Y: いや、作る才能はないので、それに寄生する形で。

M: どう言う意味?

Y: 著作権を守るとか、著作物を売るとか。自分は全く何もしないでお金が入ってくる現代の錬金術。

M: 売るのは大変じゃない?広告とか。

Y: 売るのは確かにリスクがあるし、大変だね。でも、守るのはリスクが無いのが素晴らしい。

M: じゃあ、それやればいいじゃない。

Y: そういう美味しいところは、もう庶民がつけ入る隙はないのです。天下り先としては著作権団体なんてSランクだし。

M: 守るのも大変そうだけど。

Y: 今、著作権団体は、コピーの出回りを無くそうと躍起になってる。

M: 難しそうだよね。

Y: インターネットがこれだけ普及してしまったら、デジタルコンテンツのコピーが出回るのは当然の流れ。

M: 違法なんでしょ?

Y: 著作権法では、私的目的以外の複製は禁止とあるので、サイトにアップするのは違法、サイトからダウンするのは合法。

M: 法の隙間って感じね。

Y: もう、ネットでバンバン配布するのは、全然構わないと思うんですよ。作品を作ったのなら、作者としては、より多くの人に触れてもらった方がいいじゃない。

M: でも、それだと、作品を作った人にお金が入らないじゃない。

Y: いっそ著作権料という概念を無くしてはどうだろう。

M: アーティストはどうやって食べていくのよ。

Y: いろいろお仕事はあるじゃないですか。サラリーマンでも創作活動はできますよ。

M: そんな片手間では、良い作品は生まれないよ。

Y: いやいや、そんなことは決してないと思うよ。

M: どうして?

Y: 著作権の制度が無かった時代の作品。良い作品ばかりじゃないですか。

M: そう言われるとそうね。

Y: 十分なお金がもらえないなら作らない。それならそれで、結構なことです。

M: 文化が衰退しない?

Y: 人間ってのは、常に、見てほしいとか聞いてほしいとか、自分に興味を持ってほしいと思ってる存在。衰退させる方が難しい。

M: じゃあ、著作権はいらないじゃない。

Y: 著作権料についてはいらないけど、著作権についてはやっぱり法律がいる。

M: どういうこと?

Y: 自分が創作したもので、勝手に他人が金儲けしてたらムカツくでしょ。

M: どうやって儲けるのよ。

Y: 他人の文章を勝手に書籍化して儲けたり、他人の曲のコピーを勝手に売ったり。

M: あんたが最初にうらやましがってたところじゃない。

Y: それは違うよ。僕がうらやましいと思ってるのは、著作権を合法に預かって、どさくさにまぎれて自分の利益を得るビジネスだよ。

M: いちいち言い方がいやらしいのよ。

Y: 他人の作品を勝手に利用して利益を上げることを禁止する法律があれば、著作権法として十分なんじゃないでしょうか。

M: これだとコピーを売ることは違法だけど、コピーを配布することは合法になるよね。

Y: CDなんか売らないで、アーティストが無料配信すればいい。正規のコピーが無料で広まれば、海賊版なども消えていって、不正な資金源も断てる。

M: オリコン1位とか、ベストセラーとか、アーティストの目標がなくなるんじゃないの?

Y: アメリカのグレイトフル・デッドっていうバンド知ってる?

M: スタンドは知ってる。

Y: 彼らは、ライブ音源のコピーや配布を認め、案の定ヒットチャートには全然出てこないバンドだった。

M: ダメじゃん。

Y: でも、アメリカでは伝説的なバンドとして語り継がれてる。アーティストというのは、かくあるべきではないでしょうか。

M: でも、やっぱり、お金もほしいじゃない。にんげんだもの。

Y: そんなギラギラしたみつをは嫌だよ。

M: 貪欲さが文化を進化させるんだよ。

Y: じゃあ、コピーを認める代わりに、貪欲アーティストが望んでるお金を税金から取りましょう。

M: どこにそんな財源があるのよ。

Y: ガソリン税をリットル1万円くらいにして、自動車税は2億とかにすればいいよ。

M: あんたは、ホントに車を嫌うよね。

Y: お金を集めたはいいけど、どうやって分配するかが問題だ。

M: どうすんのよ。

Y: ダウンロード総数の割合で分配するとか。

M: エロ分野の著作権料が異常高騰すると思うよ。もしくは田代砲で荒稼ぎ。

Y: 国民投票で、著作権料を払いたいものに投票してもらうとか。

M: 自分のmixi日記とかに票を入れるよね。

Y: じゃあ、著作権をエントリー制にしよう。

M: 特許みたいじゃない。

Y: 特許のようにエントリーに金を取る。著作権は財産なんだから、財産には税金を取ってもいいでしょう。

M: 自分のmixi日記をエントリーするかどうか悩むね。

Y: エントリー料は、お好きな額で。1万円でエントリーして1万票より多く集めたら100万円。

M: エントリー代<票数 の場合 エントリー代の100倍返し?

Y: 票の獲得に自信があるなら、より高い金額でのチャレンジを推奨。

M: 欲張ると大損じゃない。

Y: 僕なら1円でエントリーして100円もらいにいきますね。

M: 1円でエントリーしても、2票いるんだよ。あんたのmixi日記になんて、誰も票を入れないじゃない。

Y: 50円あげるから投票してよ。

M: じゃあ、何かごちそうしてよ。

Y: 作る才能より、寄生する才能の方が重要ですね。

M: にんげん けだもの。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。

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