MとY

 
 
 
 
 
 

食べ物

 

Y: 食べるのが面倒くさい。

M: どんだけ?

Y: 美味しいものを食べるのは好きです。

M: うん。

Y: でも、まあいつものご飯ってあるじゃないですか。

M: 社食とか?あんたいつも何食べてるの?

Y: うどん。

M: うどんだけ?

Y: なんか、社食とか、平均点以下のものは、食べている時間がもったいない。

M: みんなと会話したりとかして楽しんだら?

Y: 友達がいないです。

M: あぁ。

Y: 昼休みはひたすら寝ていたい。

M: だったら寝てればいいじゃない。

Y: 食べずに寝るとお腹がすく。

M: 当たり前だよ。

Y: どうしておなかがへるのかな?

M: 懐かしい歌だね。

Y: この歌の2番では、いくら食べても空腹を訴えている。きっと糖尿病に違いない。

M: ちがうよ。

Y: 昼ご飯は点滴でいいよ。

M: 食べることを一番の楽しみにしている人にとっては、総理の言葉より理解しがたい発言だね。

Y: 光合成とかして、水だけで暮らせるようになりたい。

M: ナメック星人?

Y: 肌が緑で二酸化炭素を吸収しちゃう。存在がエコですね。

M: あんたは緑でもエゴだろうけどね。

Y: 総理も美しい国を作りたかったら、ナメック星人になればいいのに。

M: 総理が目指してるのは、そういう国じゃないと思うよ。

Y: なんでも美味しく食べられる舌があれば、社食でも美味しく食べられるのだろうか?

M: それもちょっと悲しくない?味覚オンチというか。

Y: もう、豚の心臓でもドンとこいって感じで。

M: それくらいは、見抜こうよ。

Y: そんな舌が小さい頃からあれば、給食を全部食べろと言われても、苦労しなかったのに。

M: あれって、何で残したらダメだったんだろうね。

Y: 食べ物って特別な存在だというのを、しつけとして、脳裏に焼き付けられてるよね。

M: 米粒一つ残してはいけないとか、残したら、もったいないお化けが出るとか?

Y: そこから治していかないと、食べ物を残すことに罪悪感を持ってしまう。

M: 治していくものなの?

Y: 今の時代、もったいないからと言ってお腹に捨ててたら、メタボ一直線ですよ。

M: ちゃんと運動すれば大丈夫だよ。

Y: 甘いものは別腹とも言うよね。

M: うん。

Y: あれも危険。本当に別腹なんです。

M: ん?

Y: 人間って好きなものを見ると、胃の中のものを小腸に追いやって、胃に空きエリアを作ってしまう。

M: そうなの?

Y: 食べ物は好きなものから食べた方が、余計に食べなくて済むよ。

M: でも、出されたものは結局全部食べるんじゃない?

Y: なぜ食べ物だけ特別なのか。

M: どういうこと?

Y: たとえば、週刊少年ジャンプ。

M: すごく話が飛びそうなんですけど。

Y: ワンピース・ナルト・銀魂だけまず読んで、ちょっとヒマだから、テニプリとアイシールド、で、おしまいって行為。

M: HUNTER×HUNTERは、まだ始まらないの?

Y: これは、肉をちょいちょいつまんで、米を食べてごちそうさまって感じ。野菜も食べろよ。

M: 全部は正直きついよ。

Y: なぜ、ジャンプは全部読まないのは別に良くて、食べ物は全部食べないとダメなのか。

M: ジャンプと食べ物は、全然違うよ。

Y: 我々の業界、いわゆるIT業界でも、当然ながら生産を行なっているわけです。

M: まあ、そうね。

Y: 血と汗の結晶であるアウトプットが、あっさり不要になったりすることも当たり前。

M: あんたのアウトプットの品質のせいじゃないの?

Y: これが、お百姓さんの血と汗の結晶であるアウトプットだと、とたんに大事にされまくる。

M: たぶん、食べ物は生き物が絡んでるからじゃない?

Y: でも、食べ物なんだから、死んでるじゃない。

M: 死んだ魚でも、踏みつけることはできないでしょ?

Y: スシ王子はやってたよ。

M: 食べ物を大事にというよりは、生き物を大事にということなんじゃない?

Y: じゃあ、ジャンプに魚でもはさんでおけば、全部読まなければならないと思うかしら。

M: 濡れてグショグショになって、字の多いこち亀とかは読めなくなるよ。

Y: じゃあ、干物にする?

M: 私は干物女じゃないよ。

Y: 誰もそんなこと言ってないよ。

M: やっぱり魚は、活きのいい方がいいよ。

Y: 袋とじを開く代わりに、三枚開きにできる楽しみがあるね。

M: 開くとグラビアじゃなくて、キャビアだったら最高だけど。

Y: 我々のアウトプットも、肉とかで出そう。

M: どうやんのよ。

Y: システム仕様書を肉で提示とか。

M: 肉に内容が書いてあるの?

Y: 焼印で。食べることもできて、ペーパーレスです。まさに美しい国にふさわしい仕様書。

M: 全然美しくないよ。

Y: 勝負所では松阪牛。松阪牛仕様の仕様書。

M: どうして、仕様書に仕様があるのよ。

Y: 手抜き仕様で、豚の心臓。

M: 中身まで疑われるじゃない。

Y: 虫が混入してたら、仕様バグ。

M: そんなんじゃ、システムの仕様の会話ができないじゃない。

Y: システムの仕様以前のバグってことだね。

M: それは、企画自体がバグだと言ってる?

Y: 肉の話をしてたら、肉が食べたくなりました。牛丼でも食べて帰ります。

M: 牛丼だけ?

Y: おやすみ。

M: おやすみ。

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