MとY

 
 
 
 
 
 

チップ

 

Y: 諸外国にはチップという概念がある。

M: あれって、いくら渡せばいいのか分からないのよね。

Y: 食事のときは15%程度とか、宿泊の時は1,2ドルとか、それっぽい相場はあるよね。

M: どうして日本ではチップがないんだろ。

Y: やってみたら?

M: どこで?

Y: 吉野家で50円置いてみるとか。

M: 卵が出てくるよ。

Y: 味噌汁じゃない?

M: 100円置いたら卵と味噌汁のセットになる?

Y: それだと今度は、サラダの線が出てくるよ。

M: 難しいね。

Y: 松屋なんかで置いてみたら、食券買ってくださいとか怒られたり。

M: 気持ちはなかなか伝わらないものだね。

Y: 社食の食器返却の際にチップおいて、ベルトコンベアみたいのに乗せたら、排水溝が詰まったりする。

M: クラシアンを呼んで大損害じゃない。

Y: やっぱりチップは日本じゃ混乱の元だから、やめた方がよさそうだね。

M: でも、客から直接もらえるお金というのは、店や会社にピンハネされないから、店員としてはうれしいのでは?

Y: それを認めると、客と接触のある仕事をしている人の方が、給料アップを見込めるよね。

M: だから海外では、接客機会のある仕事については、単価を下げられてるよ。

Y: チップを取る実力のある者が、たくさん稼げるってこと?

M: そんな感じ。

Y: 何か芸でもやるとか。

M: それじゃあ、おひねりだよ。

Y: 手品とかどうだろう。

M: ダメだと思うよ。

Y: 冷えたおしぼりを、1・2・3で黒くしちゃいます。

M: 汚いよ。

Y: じゃあ、冷えたおしぼりを、ぬるくしちゃいます。

M: それは手品じゃないよ。そもそも、すぐにぬるくならないでしょ?

Y: ワキに挟むんで。

M: 汚いよ。

Y: てりやきバーガーの肉を、1・2・3で豚にしちゃいます。

M: それは数える必要ないから。

Y: さらに、ミンチ肉を、1・2・3で豚の心臓にしちゃいます。

M: シャレになってないよ。

Y: 社名がいいよね。ニートホープ。

M: ミートホープだよ。

Y: 子供たちが騙されておいしいと言ってるのを想像したら、ちょっとは働く気も出てくるよね。

M: 社会に出てこないでいいよ。

Y: 雨水で肉を解凍するのは汚いんで、ワキに挟んで解凍するよ。

M: もっと汚いよ。

Y: じゃあ、どうすりゃ、うまくチップを稼げるだろう。

M: お客さんの気持ちになった接客に尽きるよ。

Y: 客が注文を言ってから、3秒以内に出す。

M: 作り置きと思われるよ。

Y: むしろ、客が注文を言う前に出す。

M: わかるの?

Y: 朋ちゃんだったら、つゆだく。

M: 薬だくじゃない。

Y: メタボ風な人には、ねぎだく。

M: 余計なお世話だよ。

Y: にくだくにすると、チップをもらえるだろうか。

M: 店の損害になるよ。

Y: そこは、豚の心臓でカバー。

M: 全然お客さんのことを考えてないじゃない。

Y: 会社生活においても、チップ制度を導入したらどうだろう。

M: どんな風に?

Y: 仕事を手伝ってくれたら、チップを払うとか。

M: なんか露骨だよ。

Y: じゃあ、仕事に工夫が見られたら、会社からチップが出るとか。

M: 特許奨励とかと一緒じゃない。

Y: 特許庁に惜しくも認められないような技術ってあるよね。

M: たとえば?

Y: 牛ミンチに、豚の心臓を使うとか。

M: 技術ではなく詐欺だよ。

Y: でも、すごいもんですよ。牛0%を100%に引き上げるんですよ。ゼロからの創造。にくだくビックバン。神の仕事ですよ。

M: ちがうから。

Y: 一説には、黒いノーベル賞とも言われている。

M: あんたが、いつか受賞しそうね。

Y: 平和賞ならいけると思うよ。「やる気と信心を無くせば、テロも無くなる」と世界中に謳いたい。

M: 反戦活動なんてする気も無いくせに。

Y: 反戦といえば「世界に一つだけの花」

M: ナンバーワンよりオンリーワンね。

Y: オンリーワンも結局ナンバーワンだし、ナンバーワンだってオンリーワンになる。

M: 話をややこしくしないでよ。

Y: だいたい、詞を作った人のことも考えてみてくださいよ。どう考えても、あの「花」はアサやケシですよ。

M: 訴えられるよ。

Y: ニートホープはぶっち切りのオンリーワンだったけど、ダメでした。

M: ミートホープだって。

Y: これからの時代は、人からチップをもらえるような、オンリーワンを目指さなくてはいけない。

M: どんなのよ?

Y: 輸入豚肉といって松阪牛を混入。

M: 大赤字じゃない。

Y: 「グラム100円でも、美味しさを」やばい、このコピーで選挙勝てそう。

M: さすが、モヤシだけを焼肉のタレで召し上がっていた方の発言は、重みが違いますね。

Y: そのへんのモヤシっ子とは違うんですよ。

M: あとでチップあげるよ。

Y: 僕は物乞いじゃないよ。

M: おやすみ。

Y: おやすみ。

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