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エコ

 

Y: 会議室が冷房で寒い。

M: 誰かが寝ないようにするためなんじゃないの?

Y: このクールビズのご時世に逆らうような寒波。

M: 暑いよりは、いいんじゃない?

Y: 休日出勤すると暑い。

M: 冷房申請とか忘れると痛いね。

Y: まあ、申請係は僕なんだけど。

M: 自業自得だよね。

Y: あまりに暑いんで、冷房を管理しているところに、冷房を入れてくれるよう頼む。

M: うん。

Y: そしたら、申請をちゃんとしてないもんだから、ものすごく態度が冷たいの。

M: クールビズだからね。

Y: クールビズも、もっと徹底してやったらいいのに。

M: どういうこと?

Y: クールビジネス。

M: お金持ちが涼めるの?

Y: それじゃあ、お金持ちが湯水のように冷房を使って、環境によろしくない。

M: じゃあ、どうするのよ。

Y: 環境省が日本全国分の冷房を全て持つ。

M: 小池百合子?

Y: 冷房がほしい人は環境省から、何とかしてもらわなければいけない。

M: どうしたらもらえるの?

Y: 国民は1年に1回、1,000ユリーコもらえる。

M: 小池さんに怒られるよ。

Y: だいたい10ユリーコ払うと、1日分くらいの冷房が環境省からもらえる。

M: そんなことしないで、冷房を均等に配ればいいじゃない。

Y: 環境は冷房だけで考えてはいけない。

M: ん?

Y: ガソリンもユリーコで払うことになるんで。

M: どのくらいなの?

Y: リットル100ユリーコだね。

M: 10リットルしかもらえないじゃない。

Y: それだけあれば十分だよ。

M: どこにも行けないよ。

Y: 行かなければいい。

M: 1,000ユリーコ以上ほしいんですけど。

Y: 自分の箸を持参して、割り箸を使わなければ、1ユリーコもらえるよ。

M: 海までドライブするには10年くらいかかりそうね。

Y: ユリーコが使えるのは年内だけだよ。

M: どうして?

Y: 環境の情勢は刻々と変わるから、1年ごとにユリーコを配布しなおす。

M: ガソリンをため込むしかなさそうね。

Y: それは法律違反になる。

M: あんたは、1年に何個、法律を作るの?

Y: 環境保安組織「ユリーカ」が、ガソリンを隠していないか見回りにくる。

M: 小池さんに刺されるよ。

Y: 英語でeureka. 和訳すると「発見の喜びの声」

M: 一応、こじつけながらも意味はあるんだ。

Y: ユリーカは、七番隊まである。

M: そんなにチーム作って、何やってるのよ。

Y: 彼らの活躍は「Eureka seveN」というアニメで描かれている。

M: ユリーコをお金で売買するのはありなの?

Y: 非合法ながらも、闇取引されている。

M: 結局、お金持ちが涼しい思いをするのね。

Y: でも、ユリーコは相場次第では高値で売れるから、冷房と車を捨てるだけでも、かなり暮らしぶりがよくなるよ。

M: 冷房と車を捨てたら、かなり暮らしぶりが悪化すると思うけど。

Y: 他にも、ゴミを出さないとか、排水を出さないとか。

M: 生きていくには、ユリーコを使うしかなさそうね。

Y: そう。死ねばユリーコを使わなくてすむ。

M: 死にたくはないよ。

Y: ユリーコ遺産。

M: 相続できるんだ。

Y: 年の初めに、おじいちゃんとかが死んでくれると、その年の夏は快適に暮らせるね。

M: 年末に死んだら?

Y: 翌年にはその年のユリーコが無効になるから、相続しても意味ない。

M: 年末に亡くなったら、親族からさぞかし悲しまれるだろうね。

Y: お正月にお年寄りにお餅をすすめる家族が急増。

M: ほほえましいね。

Y: 企業にもユリーコは配布される。

M: 個人とは別なの?

Y: 従業員数に応じて配布だから、大企業はユリーコ予算をたてる。

M: 必然的に、環境のことを考える企業になるね。

Y: ユリーコ管理部署は、ユリーコを消費して各部署に冷房を配布する。

M: 絶大な権力を持つ部署だ。

Y: この管理部署の不正は、絶対にあってはならない。

M: どこでもダメだよ。

Y: 各部署の冷房を少しずつカットして、ユリーコを浮かせて、浮いたユリーコを自分のユリーコにする。

M: ユリーコでサラミ技法?

Y: 文字通り、他人の汗で私腹を肥やす。

M: ユリーカに摘発されないの?

Y: 一番隊組長が、サラミ摘発の際に激しく喀血するのは、「Eureka seveN」の見せ場の一つとなっている。

M: エウレカセブンは幕末の話なの?

Y: ユリーカの監査の前に、帳尻合わせのために、会議室を冷やすのは定番になってる。

M: だから、会議室が寒いの?

Y: そう。決して、誰かが寝ないようにするためではないよ。

M: そんなに寒いのに、よく眠れるよね。

Y: 国の方針だしね。

M: ん?

Y: クールビズは省エネキャンペーンだよ。

M: うん。

Y: 身体も省エネ。自分にエコマーク。

M: あんたが省エネしても、誰も喜ばないだろうけど、誰も困りもしないだろうね。

Y: 自分をエコできない人間が、地球をエコできるはずがあろうか。

M: あんたのは、エゴだよ。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。

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