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運2

 

Y: 運をコントロールしたい。

M: 前の話の続きね。

Y: 1.人には運の器があって、大きさは人それぞれ違う。
  2.器の中身が、尽きても溢れても死んでしまう。
  3.器から中身を出すとラッキーで、入ってくるとアンラッキーとなる。

M: うん。

Y: 器の中身は出し入れしやすいように、液状っぽいのを想像してください。

M: なんでもいいよ。

Y: 色はビリジアンね。

M: 青汁?

Y: 現在の人類は、この青汁の出し入れをコントロールできていない。

M: 青汁は採用なんだ。

Y: 時は流れて、23世紀。

M: そんなかかるの?

Y: じゃあ、22世紀。

M: うん。

Y: 人類は、青汁の可視化の手段を得る。

M: そうか、見えないと話にならないね。

Y: 器の大きさと、入ってる汁の量を、スカウターを通して見ることができる。

M: ドラゴンボール?

Y: 「5/200」とか「525/727」とか見える。

M: 約分しないの?

Y: 分母は器の量だから固定だよ。

M: そう。

Y: ただ、運を数値化したところで、人類は運命に翻弄される。

M: 意味ないじゃない。

Y: そうでもないよ。

M: なんで?

Y: 分子が減ってたら、あ、この人なんかいい事あったんだなって分かって、お願い事を頼みやすくなる。

M: なんか、コスいね。

Y: 増えてたら、近寄らないとか、励ますとか。

M: なんか、気持ちを悟られてるみたいで、嫌だね。

Y: 告白なんかして、相手の分子が増えたら、もう返事を聞く必要もないわけだ。

M: そして、自分の分子も増えるわけね。

Y: こう考えると、運なんてものは、気持ちそのものなのかもしれない。

M: ケガをして、アンラッキーと考えるか、このくらいですんでラッキーと考えるかは、確かに気分によるかも。

Y: さすがに、気持ちが分かるのは、よろしくないという世論となり、スカウター禁止条例ができる。

M: うん。

Y: しかし、この技術は暗躍する。

M: ありがち。

Y: そして、時は流れて23世紀。

M: やっぱり23世紀なんだ。

Y: ドラえもんでも、こんなのは出せないからね。

M: どんなのよ。

Y: ある博士が、青汁を自在に出し入れすることに成功する。

M: どんな風に?

Y: Y→M 50 とマシンに入力すると、あなたに50cc青汁が移る。

M: 健康になりそうね。

Y: この博士は、当然自分の青汁を他の人間に移した。

M: 博士はラッキーになるわけね。

Y: ところが、もう移せる汁がなくなる。

M: ラッキーは続かないわけだ。

Y: 仕方がないので、他の人間の青汁を自分で受け取ろうとしたが、アンラッキーにはなりたくない。

M: 困ったね。

Y: しかも、青汁をコントロールできるのは、自分だけではないことに気づく。

M: 誰ができるの?

Y: 太古から天の配分を行なっている存在、すなわち神。

M: 青汁神ね。

Y: 自分がいつラッキーにさせられて、汁が枯渇するか分からないので、結局、他人から汁を受け取ることにする。

M: うん。

Y: まさに、苦汁をなめることになる。

M: そういうのは、言わなくていいよ。

Y: 博士は、アンラッキーな思いをせずに、ラッキーな思いをしようとたくらむ。

M: そんなことできるの?

Y: 苦くない青汁を発明する。

M: ファンケルの青汁?

Y: その青汁を自分に注入したところ、アンラッキーな思いはしなくてすんだ。

M: 成功?

Y: でも、それを他人に移したところで、ラッキーなことは起きなかった。

M: 失敗だ。

Y: 博士は、自分の青汁のコントロールはやめて、他人の青汁のコントロールに興味を持ち出す。

M: ニセ青汁神だ。

Y: 極悪人には、器以上の青汁を与えて、どんどん殺していった。

M: デスノート?

Y: そして、世界中の青汁の出入りを均一化するようにし、平等な世界を作ろうとした。

M: 意外といい人じゃない。

Y: すごくつまらない世の中になるだろうけどね。

M: どうして?

Y: 要するに期待値以上にも以下にもならないってことでしょ?

M: そうね。

Y: 結果が全て、やる前から分かるってことじゃない。

M: じゃあ、あんただったら、青汁分配マシンをどう使うの?

Y: 決まってるじゃない。

M: どう使うの?

Y: なんでもないです。

M: おやすみ。

Y: おやすみ。

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