MとY

 
 
 
 
 
 

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シンギュラリティ

 

Y: シンギュラリティが起きると、果たしてどうなってしまうのか。

M: ごめん、シンギュラリティって何?

Y: ちょっと前に話したばかりだよね。

M: 更新頻度に問題があるのよ。

Y: シンギュラリティは、機械が人間を超越する日のこと。

M: 機械が人間を超越したら、人間は駆逐されるんじゃないの?

Y: マトリックスとかターミネーターとかでは、そんな世界になってるね。

M: シンギュラリティやばいじゃない。

Y: やばかろうが、機械の進歩は止められない。人間のクローンとかと違って、倫理的にも何ら問題ないし。

M: まあ、そんな話は当分先よね。

Y: さすがに、人類絶滅とかはだいぶ先だろうけど、そうなる過程ですでにTシャツ屋さんくらいやばい。

M: それはやばい。

Y: シンギュラリティがもたらす未来は、悲観的だと人類絶滅だけど、楽観的な予測だとユートピアになる。

M: 人類がぐうたらしてるような世界?

Y: そうなるね。我々より超賢い機械が今より資源を発掘し、今より効率的に使い、食糧も有り余るほど生産すると思う。冷蔵庫の中は無料で常にMAXな感じ。

M: もはやお金という概念が無くなってそうね。

Y: そこまで行き着けばいいんだけど、シンギュラリティからの数十年はとても中途半端な状態になる。

M: どういうこと?

Y: 今も現在進行形で、人間ができることはどんどん機械に置き換えられていってる。

M: それだったら今もすでにやばいってことじゃない。

Y: 今は緩やかに置き換わってるけど、シンギュラリティで一気に半分くらいの人の職業がなくなる。

M: 前も聞いたけど、ホントにそんなことになるの?人間にしかできない職業とかは残るんじゃないの?

Y: 人間にできて機械にできないことは遅かれ早かれ存在しなくなる。そして、その人間にしかできないと思い込んでる分野、つまり頭しか使ってない分野は、早いうちに無くなる職業の方だと思う。

M: 単純作業とかが機械化されやすいんじゃないの?

Y: 単純作業はすでに機械化されてるでしょ。今人間が身体を使ってやってることは、結構複雑だよ。

M: それでも頭脳労働よりは簡単じゃないの?

Y: ここでは、機械を二種類にわけましょう。AIとロボットです。

M: 同じじゃないの?

Y: AIが脳で、ロボットが身体。今はAIの方がディープランニングによって急激に発展してるから、身体を使わないことの方が機械化が早い。

M: それにしたって半分の人が職を失うは言いすぎじゃない?

Y: 職業がなくなる順番は、まず真っ先にいなくなるのはドライバー。タクシーとかトラックとかは無人運転になる。

M: 無人運転なんて、まだ先じゃないの?

Y: もういつでも実用OKレベルの技術はある。法整備が追いついていないだけだよ。もう10年くらいで無人運転は当たり前になると思う。

M: 佐川男子も見納めなのね。

Y: 佐川男子は残ると思うよ。車は自動運転できても、荷物を運ぶのは人だからね。自動運転された車から免許も持ってない佐川男子が出てくる。

M: なんか、それは佐川男子じゃないんですけど。

Y: 次に職業が無くなるのは、コンサルタントやアナリスト、研究者、外国語関連、医者の診断、あとはIT関連の大半もそうかな。インプットがあって、それをもとにアウトプットを出すのが仕事の人。

M: 0から1を創り出すのではなく、1を10にするような仕事?

Y: そうそう。そういう仕事の方が得意だとか言っちゃう人いるでしょ。それ、得意なんじゃなくて創造ができないだけだからね。

M: あんたは0をマイナスにするけどね。

Y: こういった、分析をして結果を出すような仕事は、AIの独壇場となる。

M: やっぱりAIも創造は苦手なの?

Y: 時間の問題だね。芸術家や音楽家、小説家なんかもいずれ全部AIになる。

M: 芸術の分野は、人間の個性が活きるケースもあるんじゃないの?

Y: ないよ。個性なんてパターンの一つに過ぎない。AIが創り出すパターンの数と人間の数は圧倒的に前者が多くなる。ただ人間が芸術を諦める必要はない。

M: どういうこと?

Y: 自動車と100m走で競わないでしょ?スポーツを人間同士でやってるように、芸術も人間同士で楽しめばいい。売れるものはAIが創り出しちゃうけどね。

M: それは仕事ではなくて趣味だよね。

Y: あとは、技術的には問題なくても、法律や倫理観が邪魔で機械化が遅れる職業はあるだろうね。

M: 政治家とか裁判官とか?

Y: 政治家とかは早くMAGIシステムとか、シビュラシステムとかに置き換わってほしいね。

M: それは、もはや民主主義ではなくなってるよ。

Y: 弁護士とかはさっさと機械化されるんじゃないですかね。法廷の仕事より過去判例の分析と書類のアウトプットの仕事の方が多いだろうから、法律事務所もAIをどんどん入れると思う。

M: 半分の人が職業を失うって言ってたけど、こんな感じだと半分も残らないんじゃない?

Y: 身体を使う職業は、そう簡単に機械化できないと思う。例えばコンビニの店員なんて、商品の開封、陳列、調理、廃棄、これに多様な要件の接客。この仕事を1台のロボットで行なうのはまだまだ先でしょう。

M: 弁護士をクビになったような人が、コンビニに職を求めるの?

Y: そういう時代が近い未来にやってくる。たぶん20年後くらい。

M: とても全ての人が働けないじゃない。

Y: これはもう、ベーシックインカムしか手はないと思う。

M: 国民全員にある程度のお金を配る政策だっけ?どこからそのお金を持ってくるのよ。

Y: まあ、ベタに考えるとロボット税ですね。ロボットで企業はしこたま儲けることになるから、そこには税金をかけるのがセオリーでしょう。

M: でもベーシックインカムでもらえるお金以上に稼ぐには、コンビニバイトするしかないのよね?

Y: それにしたって、今の時給よりもらえない。働きたい人なんて腐るほどいるのだから。

M: これって、貧乏な家庭に産まれたら、もう詰んじゃう?

Y: 今でもほぼ詰みですが、シンギュラリティ後では、貧乏人がお金持ちになるようなサクセスストーリーは絶対に起きない。富の分布が完全に固定されてしまうだろうね。

M: どうにかならないの?

Y: お金を持っている人が、持たざるものに分配しようという気持ちにならない限り、どうしようもないね。

M: つまり、どうにもならないということね。

Y: お金を持っている人が変わらないのであれば、お金を持っていない人が変わればいい。

M: 悟りでもひらけっていうの?

Y: それに近い。この世界では、おそらく資本主義はどうあっても変わらない。だったらこの世界から離れればいい。

M: どうやって。

Y: バーチャルリアリティ。VR。仮想現実とか仮想世界とか言われてるやつ。

M: 黒尽くめの二刀流剣士が無双するような世界?

Y: そうそう。

M: ただの現実逃避だよ。

Y: 転職するとか、離婚するとかは、現実逃避とは呼ばないよね。よりよい環境を求めることは前向きな行動ですよ。

M: ものは言いようね。

Y: 人間を機械に置き換えることができると同時に、人間の五感を現実のものから仮想のものに置き換えることができるようになってきている。

M: 匂いとか味とかは、まだ厳しいんじゃない?

Y: 直接神経に働きかける技術も進んでいる。だんだんと現実と遜色のない仮想の世界が構築されつつある。

M: で、そんな世界ができたとして、現実で成功要素がない人は、VRでの生活に逃げ込むということ?

Y: だから、逃げ込むとかいう表現はやめよう。

M: だってそうじゃない。

Y: その考えは、現実が最も大事なフィールドだという発想に基づいている。現実もVRも世界の一つという認識になればよい。

M: いや、現実大事にしないと死ぬでしょ。

Y: 現実世界の健康をキープするだけなら、さっき言ってたベーシックインカムで事足りるはず。衣は外出がゼロになるから下着あればいいレベル。食は点滴でいいかな。住は横になれるところがあればいい。

M: それ入院患者じゃない。

Y: やりたいことはVRで実現する。行きたいところに行き、美味しいものを食べ、自分が体験したいことだけを体験できる。体力が無くたって素軽く動けるし、重篤な障害を持つ人だって健康体で活動できる。生命の危険がないから映画のような無茶だってできる。

M: それって体験っていうの?

Y: 僕は昔から疑問に思っていました。世界各地の風景なんかテレビでいくらでも見ることができるのに、なぜわざわざ現地に行くのか。

M: 流石は生粋の引きこもりの発想ね。テレビでは感じることができないものがあるから現地に行くんでしょ。

Y: じゃあ、全く同じ感覚での体験がVRでできるとしたら、現地に行きたいと思わなくなるのか。

M: いや、やっぱり本物を感じたいと思うんじゃない?

Y: なんで?

M: なんでと言われても困るけど、きっとそう。

Y: まあ別にそれならそれでいい。現実が大事だと言う人はそこで過ごせばいい。VRによって幸福を得る選択肢が増えるということが大事。

M: うーん。VRで幸せになれるとは思えないけど。

Y: スマホゲームでアホみたいにガチャまわして、やれSRだ、やれSSRだと一喜一憂している人をどう思う?

M: たかが電子データに、何をそんなに入れ込んでるのか。と思うよ。

Y: 僕から見たら、現実世界のあらゆる趣味だって同じように思うよ。たかが分子データに、何をそんなに入れ込んでいるのか。

M: 同じにしないでよ。

Y: こういった電子データで楽しめるセンスが、シンギュラリティ後の幸福感の鍵となると思うよ。

M: でも、VRで幸福感を得るにしても、そういった楽しみを提供する場が必要だよね。それは誰が創るのよ。

Y: 無論、機械になるね。AIがいくつもの世界を創り出す。

M: いくつも世界があったら、その世界の人口はスカスカになるじゃない。

Y: ならないよ。AIがVRの中で人間も造り出す。その人間は現実世界から来た人間との区別はつかない。

M: AIが世界を創り、人間を造り、その中で現実からきた人間が生活するということ?

Y: そうなるね。

M: それはもはや、人類が機械に飼われているということじゃない。

Y: それでいいじゃない。

M: もうそれは、いろいろとダメだと思う。

Y: なんで?

M: 人間は、自分で考えて、苦労や努力を重ねて成長するという過程をなんだかんだで生きがいにしていると思うよ。やりたいことだけやってたら腐敗すると思う。

Y: うん。だから、そういう人には、そういう生きがいが大事な世界のVRを機械が提供してくれるよ。

M: 機械が提供したらダメなんだってば。

Y: もしかしたら、この現実世界も、実は機械に管理されたVRの一つかもしれないよ?

M: 何そのマトリックス。

Y: サングラスの男が、赤い薬か青い薬か選べと言ってくるかもしれない。

M: 赤い薬が真実を知る薬だっけ?だったら当然赤い薬よね。

Y: いや、サングラスのおっさんに突然そんなこと言われても、普通どっちも飲まないでしょ。

M: なんで急に現実的な話になるのよ。

Y: 実際、現実だって、我々労働者は資本家に飼われているようなもんです。機械に管理されても大差ないと思うけどね。

M: 現実世界だと、資本家になるチャンスがあるじゃない。

Y: だからシンギュラリティによって、その道は閉ざされるんだってば。

M: シンギュラリティってロクなもんじゃないね。

Y: 今だってロクなもんじゃないよ。赤い薬なんか飲まなくたって連休が終わる。夢の時間が終わってしまう。

M: ちなみにゴールデンウィークはどう過ごしたの?

Y: シンギュラリティに適応できるように日々精神修行をしてたよ。

M: 具体的には?

Y: 家から一歩も出ずに漫画とかゲームとか。。。

M: ただの引きこもりだよね。ウンコ製造機だよね。

Y: やめて。

M: シンギュラリティが起きるとどうなってしまうのか。その答えはウンコ製造機がたくさんできるということになるね。

Y: いや、もっと先の未来では人類は身体が不要な存在になってる。機械に自分の意識を移せるようになるのです。機械はネットワークでつながっているから、全ての人の意識とやり取りが可能になり、意識が共有されていく。

M: 人類補完計画?

Y: つまり、ガッキーと一体化できる。

M: その頃にはあんたもガッキーもいないよ。

Y: 僕は生まれてくるのが早すぎたんだと思う。

M: クソってやがる、早すぎたんだ。

Y: おい、人をウンコ呼ばわりするのはいい加減やめてもらおうか!

M: そうだね。ウンコに失礼だね。

Y: はー、明日シンギュラリティ起こらないかな。会社に行きたくない。

M: 結局、逃げたいだけじゃない。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。

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