お金
Y: なんか、世界経済はえらいことになってますね。
M: 何をのんきなこと言ってるのよ。
Y: 僕はウハウハですよ。見てこの口座。
M: ドラクエじゃない。
Y: 資本主義は、もう限界なのかもしれないね。
M: なんで?
Y: そもそも資本主義っていうのは、読んで字のごとく資本家様のご都合主義。
M: でも、それでうまくいってたこともあったじゃない。
Y: ピンチの時は税金をじゃぶじゃぶ投入。資本家様はノーリスクハイリターンですよ。
M: 今回のは仕方がないんじゃないの?
Y: なぜ、資本家でもない人間が、これに賛同しているのかがわからない。
M: 社会主義や共産主義よりはマシって感覚なんじゃない?
Y: 資本主義というのは、資本(お金)を社会に投入して、より多くの資本に膨らませるのを繰り返す、膨張システムなわけですよ。
M: なんか、長くなる?
Y: 今日は長いよ。
M: おやすみ。
Y: 早いから。
M: で、膨張システムがなんなのよ?
Y: 膨張ってことは、風船みたいなもんで、いつかは破裂する。
M: 破裂しないかもしれないじゃない。
Y: 資本=お金を余らせている人は、誰かにお金を貸すときに利子を取るよね?
M: そりゃあ、そうでしょ。
Y: 例えば、パン屋になろうとしている人が、店を開くためにお金を借りました。パン屋は資本家様に、利子を払わなくてはいけません。
M: ジャムおじさん大変だ。
Y: ジャムおじさんは、町のみんなにパンを売るときに、その利子の分も考慮して、パンの値段を設定しなければならないわけです。
M: ジャムおじさんは、みんなに無料でパンを配ってるじゃない。
Y: あれは、テレビクルーの入る金曜日に、イメージアップのために配ってるだけ。アンパンマンミュージアムのパン工場にあるパンなんて300円ですよ。
M: わかったから、さっさと説明してよ。
Y: こんな風に、資本家様の利子のしわ寄せは、どんどん末端になだれ込む。末端にいけばいくほど、踏んだり蹴ったりな状態になる。
M: まあ、そうなるよね。
Y: 我々は、間接的に資本家様達の利子を払ってることになります。その額、給与の約30%と言われている。
M: そんなに?
Y: 資本家様ご都合主義だからね。発展途上国なんて、もっと搾取されている。
M: そりゃあ、資本家儲かるよね。
Y: 金が金を産む。まさに錬金術。ただ、もう搾取するところがなくなりつつある。諸行無常ってやつですね。
M: よくわからないんだけど、リーマンブラザーズとかは、その錬金術のスペシャリストだったんだよね?
Y: 投資銀行とも言われるけど、世界の99%の人は用のない会社だね。お金を持ってる資本家あるいは会社の金を、さらに増やすことによってマージンをもらう。
M: でも、もう増やすことができなくなっちゃったわけだ。みんなが儲かるようにすることはできないの?
Y: Win−Winの関係とか、よく言うけど、その裏で、Loseが2者必ずいる。資本主義というのはそういう残酷なシステムです。
M: じゃあ、ごちゃごちゃ言ってないで、資本家になればいいじゃない。
Y: 僕は他人を犠牲にしてまで、自分が幸せになりたくないです。
M: 出た。言い訳の王道。
Y: 資本主義のすごさは、搾取される側になっている人は自分の努力が足りないだけであり、努力すれば誰しもが資本家になれるから、平等なシステムだと言い切っている点。
M: そうじゃないの?
Y: それなら努力したら、全員資本家になれるのかというと、それは絶対にない。労働者がいないと、資本主義は成り立たないから。
M: 正しくは「努力すれば」ではなくて「競争に勝てば」ってことね。
Y: 搾取される側をうまく言い聞かせてきてたんだけど、それがもう限界で破裂寸前。破裂するかどうかは、結局、労働者の報われない頑張り次第。
M: 膨張をやめることはできないの?
Y: 資本主義は自由競争と言われているけど、実際は競争を止めることはできない強制競争。資本家様の利子を払い続けるには、競争に勝つことしか選択肢がないのだから。
M: じゃあ、社会主義とか共産主義の方がやっぱりいいの?
Y: 資本主義も社会主義も大差ないよ。
M: なんで?
Y: 社会主義っていうのは、いろいろ解釈の違いはあろうけど、財産の私有化をやめて、みんなで平等に分けましょうっていう感じ。
M: うん。
Y: でも、それをコントロールする人がいるわけで、だいたい国がそれに該当する。国と言っても、中身は人間だから、中の人の私腹が肥えていくわけだ。
M: 社会主義の中心は、神様じゃないと無理だね。
Y: で、資本主義というのは、財産の私有化を認めてはいるけど、実際には世界の財産の90%以上がごくわずかの人間に占められてる。
M: だから資本主義も社会主義も実質大差ないってことね。
Y: じゃあ、どうすりゃいいのよとなるわけだ。
M: どうすりゃいいのよ。
Y: 自由貨幣という考え方がある。
M: 何それ?
Y: ざっくり言うと、利子がマイナスの貨幣。
M: そんなの破綻するじゃない。
Y: 資本主義の最悪な点は、お金に利子が存在することです。
M: そんなこといったって、利子が無ければ、資本家はお金を貸してくれなくなるじゃない。
Y: お金なんか無かった時代は、物々交換をやってたわけだ。野菜と魚を交換するとか、魚と肉を交換するとか。
M: うん。
Y: これだと、野菜を持ってる人が肉を欲しい場合に、肉を持っている人に「野菜いらないから魚もってこい」とか言われると困るわけです。
M: で、お金の登場だよね。
Y: 交換手段としてのお金は、確かにものすごく便利なんだけど、これが同時に悲劇を生む。
M: なんでよ。
Y: お金ってのは、基本的に未来永劫価値が変わらないわけですよ。
M: そうじゃないと困るよ。
Y: でも、お金と変えた肉や魚は、この世から消えているんです。その結果、お金だけが残ってしまう。これが貧富の差の始まりです。
M: 肉や魚が消えるのと同じように、お金も消さないとツジツマが合わないってこと?
Y: お金が消えないってことは、貯蓄ができるってことです。そして、貯蓄したお金をどうするかというと、利子をつけて貸す馬鹿が出てくる。
M: すごい商才じゃない。
Y: 敢えて言おう!カスであると!それら不労所得者が、人間性において労働者を抜くことはできないと私は断言する。
M: そういう演説をすると、アイキャッチ後に殺されるよ。
Y: 働きもしないでお金が得られることに、何の罪悪も感じない道徳観から正さないと、延々と資本主義が繰り返されることになる。
M: あんたの道徳観では、全く説得力がないんだよ。
Y: で、そこに自由貨幣ですよ。
M: マイナス利子だとどうなるの?
Y: お金をほっとくと、正しく消えることになります。肉や魚と同じように。
M: お金が貯められなくなるね。
Y: そうなると、お金を持っているより、どんどん物を買った方が得になるわけですよ。
M: そうなるといいことあるの?
Y: 間違いなく、今よりお金の循環が早くなる。お金の循環が早くなれば、経済が活性化する。
M: なんか、ピンと来ないんだけど。
Y: ヨドバシとかってポイントカードがあるよね?あのポイントが毎日1%減るって考えたら分かりやすい。
M: 減るから、ポイント使いにヨドバシ行くってこと?でも、そんなことしたら、客離れが起きるよね。
Y: もし、全品ポイント20%つけるってなったらどうする?
M: それなら行くかも。
Y: 一度ついたポイントは、消えるともったいないから、客の回転力が上がっていく。客が増えるってことは、製品が売れて、メーカー関連で働く人が増える。
M: まあ、なんとなく分かった気がする。でも、いいことだけじゃないよね?
Y: 当然、デメリットもある。お金が揮発して資本を一気に集めることはできなくなるから、デカい事業がやりづらい。
M: あんまり、成長はしない感じね。
Y: 資本主義の成長力を異常と考えた方がいいと思う。
M: でも、お金をマイナス利子にしたところで、他のもので貯蓄しようとするよね。
Y: 土地と資源。これは、永久に価値を持つものに近いから、お金の代わりに、これで蓄えを持とうとする人が出てくるだろうね。
M: そういうのはどうするのよ。
Y: 土地と資源は、全て国連で管理するのがいいんじゃないでしょうか。土地は必要に応じてレンタルでいい。資源は必要に応じての売買で独占と二次売買禁止。
M: でも、そんな金融システムは、今現在、資本・土地・資源を持っている人間が納得するとは思えないんだけど。
Y: 全面的に置き換えるのは、彼らが悟りでも開かない限り無理だろうね。でも、置き換えなくても、並存はできる。
M: どうやって?
Y: 日本でやるならば、今の通貨である「円」のほかに、もう一個通貨をつくる。
M: ゴート札?
Y: ニセ札ではなくて、もう一つの通貨単位を作るってこと。ここでは「ゴールド」としましょう。ゴールドは自由貨幣で保持していると年20%減ります。
M: なんでドラクエなのよ。
Y: ロトのテーマは国歌だから問題ない。
M: で、ゴールドを作って、どうすうんのよ?
Y: 国民は、給与をもらう際、円かゴールドかを選択できる。半分だけゴールドでもらうとかでも可。
M: 誰も、減ってしまうゴールドでなんか、ほしがらないよ。
Y: 円なら100円の給料を、ゴールドなら120Gもらえることにします。ただし、両替はできません。両替できるなら、円で保持して使う時ゴールドにしちゃうから。
M: ゴールドの方が多くもらえることになるのね。でも、使う店がないと結局意味ないよね。
Y: 最初はどの店も円しか扱わないだろうけど、どっかの店がゴールドを許したら、客はその店に流れ込むから、追随するしかない。
M: 円とゴールドのどっちで売ってもいいの?
Y: それはOK。でも「どうのつるぎ」を、円では100円、ゴールドでは120Gとかで売るのは禁止。それやっちゃうとゴールドのお得度がなくなる。100円で売るなら100Gで売るのがルール。
M: こんなのうまくいくのかしら。
Y: さあ。どうだろね。これの面白いのは、資本主義の貨幣か、自由貨幣かを、労働者が選択できる点にある。
M: 強制競争に打ち勝って資本家を目指すのであれば、円を選択すればいいし、競争するもしないも自由で助け合いの精神も大切にしたいなら、ゴールドを選択?
Y: 競争したいやつは、競争したいやつ同士で争っていてほしいね。巻き込まないでほしい。
M: でも、ゴールドすら資本家は許さないと思うけど。
Y: あいにく、法を決めるのも資本家サイドなんで、こんな案をいくらあげても無駄ということです。
M: 無駄とか言ってないで、頑張ってみたらいいじゃない。
Y: そんな頑張りができるなら、競争に打ち勝って、資本家になって、いい暮らしした方が手っ取り早いですね。
M: さっきは「カス」とまで言ってたくせに。
Y: 過去にドラクエで稼いだゴールドを、全部現実世界に換金してくれるなら、生まれて初めての努力をしてみてもいいよ。
M: おきのどくですが ぼうけんのしょ1ばんは きえてしまいました。
Y: おやすみ。
M: おやすみ。
・アンパンマンミュージアム
・敢えて言おう!カスであると!
・アイキャッチ後に殺される
・ポイントカード
・ゴート札
・ゴールド
・ロトのテーマ
・どうのつるぎ
・現実世界に換金
血液型
Y: 血液型の説明書の本って流行ってるよね。
M: あー、あれ結構当たってるみたいよ。
Y: 先に結論を言うと、血液型では性格判定などできない。
M: なんで?あんなに流行ってるじゃない。
Y: あなたB型だったよね?
M: うん。
Y: ・子どもの頃「家出」した。・目覚ましは一度じゃ起きない。・自己分析はしない。とゆーか、できない。・結論が日替わり。
M: やっぱ結構当たってるよ。
Y: これは、O型の説明書の項目だけどね。
M: 騙さないでよ。
Y: この説明書シリーズ、たぶん、表紙だけ変えて他の人に貸しても、納得して返してくると思うよ。
M: そんなわけないでしょ。
Y: このシリーズのカラクリは、バーナム効果とショットガンニングの組み合わせ。
M: 何それ?
Y: バーナム効果っていうのは、誰にでも当てはまりそうなことをそれっぽく言って、自分だけに当てはまってるように錯覚させるテクニック。
M: 目覚ましは一度じゃ起きないとか、誰にでも当てはまる?
Y: 目覚ましで一度じゃ起きなかったことは、誰しも一度はある。結論が日替わりとかも、誰だってブレはある。思い当たるフシというのをうまくつく。
M: 占い師とかが得意そうね。
Y: あなたは、人との関わりで悩んでいます。他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っている反面、自己を批判する傾向にあります。
M: あー、占い師言いそう。
Y: 悩みの90%なんて、人との関わりですよ。これを、いかにもな感じで言うと、コロっといきます。これがバーナム効果。
M: ショットガンニングっていうのは、何よ。
Y: 矢継ぎ早に、さっきの箇条書きみたいに項目を並べれば、そりゃあ、何個か当たる。数が当たれば、2割しか当たってないのに、半分以上当たってるように錯覚する。
M: ショットガンって、散弾銃のことなのね。
Y: 占い師は、これで相手の反応を見て、話の補正をしていく。手ごたえのあった話を多く持ち出していけばいい。
M: でも、本だと、補正がきかないじゃない。
Y: 血液型の場合、補正する必要がないよ。みんな先入観をもって読んでるから、散弾に当たりに来てくれるようなもの。
M: A型は几帳面とか?
Y: 几帳面なB型も当然いるわけですよ。あなたは違うけど。
M: 失礼ね。
Y: ところがB型の人はデマ診断のせいで、自分はマイペースなんだと思い込んだりするし、他人から見ても、血液型を教えたとたん、マイペースな人という評価になりやすい。
M: じゃあ、私も実は、マイペースなんじゃなくて、几帳面なのかもよ?
Y: これって恐ろしいことで、几帳面な人をマイペースに変えてしまう可能性まで出てくる。結果として、血液型性格診断が当たっているように見えてしまう。
M: あんたは、血液型に振り回されてないの?
Y: 僕は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたとは違うんです。
M: 自分自身を客観的に見ることができる人は、そんなこと言わないよ。
Y: 血液型と性格の因果関係についての調査というのは、大正時代にまでさかのぼる。
M: そんな昔から調査されてたの?
Y: その時点で既に、因果関係は無いということで大勢は決まった。もはや、血液型性格診断は大正浪漫。
M: じゃあなんで、21世紀にまで、こんな説が出回ってるのよ。
Y: マスコミが垂れ流したことを鵜呑みにした結果。
M: でも、因果関係が絶対無いなんて言えないんでしょ?
Y: そりゃあ、絶対とは言えないよね。悪魔の証明に近い。
M: じゃあ、マスコミはウソを言っているわけでもないんだ。
Y: だいたい、血液型なんて、体質の一つですよ。ホクロが腕にあったらマイペース、とか言ってるのと同じレベルですよ。
M: でも、血だよ。性格に影響があってもおかしくなさそうじゃない。
Y: 血の種類だって、赤血球の分け方で大まかに4種類に分類しているけど、白血球は数万種類くらいに分けられる。なぜ赤血球にばかり着目するのか。
M: ドナーが見つからないっていうのは、そのせいだよね。
Y: さらに、性格を司るであろう脳ミソには、AもBもへったくれもない。ミソの種類で性格分類するなら、まだ理解できるけど。
M: あんたの脳ミソは、あさげとかだよ。
Y: 加えて、血液型性格診断がデマだという決定打がある。
M: なに?
Y: 血液型で性格診断ができると思っている国民は、日中韓のみ。そして、あるある大辞典に載ってる。
M: あー、それは本当にデマかも。
Y: とはいえですよ。血液型性格診断の存在が便利なのは事実。
M: なんで便利なの?
Y: 共通の話題の一つとして、合コン等で強力な武器となる。
M: 強力な武器を持ってるのに、どうして連敗中なの?
Y: とりあえず、話題に困ったら血液型に尽きる。そして、血液型を当てるプチゲームに移行です。
M: やっぱり、性格とか考えて当てることになるよね?
Y: いや、この場合とにかく「A型」と言っておけばいい。
M: どうして?
Y: 日本人の血液型比率は、A:40%,O:30%,B:20%,AB:10%。これで、40%勝てる。
M: 試合に勝っても、勝負に負けてるよ。
Y: どうすれば、連敗を止められるんだろう。
M: 戦わなければ負けないよ。
Y: まあ、血液型のような大正浪漫に食いついてくる古風な女に、興味は無いけどね。
M: 底辺で上から目線をしても、何も見えないよ。
Y: もういっそ、血液型を伝えることを禁止してはどうだろう。
M: 輸血の時とか困るんじゃない?
Y: どうせ、輸血前にちゃんと調べるよ。ボンベイ型とかの稀血以外は、知っておく必要がない。
M: 別に知っていてもいいじゃない。
Y: 知ってしまうから「とくダネ!」の血液型選手権で一喜一憂したりする。
M: あんた、めちゃくちゃ振り回されてるじゃない。
Y: どうしても血液型が知りたい人は、闇医者に大金を払って、自分の血液型を知るしかない。
M: そんなの、誰でもできそうだよね。
Y: 人呼んで、ブラッド・ジャック。
M: アッチョンブリケ。
Y: 女「ダメよ。自分の血を調べるなんて!犯罪よ!」男「どうしても調べる必要があるんだ!わかってくれ!」
M: だれこの人達?
Y: 男はブラッド・ジャックの元を訪れ、血液を調べてもらう。
M: なんか、大袈裟に言ってるけど、単なる内科医だよね。
Y: BJ「中性脂肪値が高い。γ-GTPも高すぎだ」
M: 普通の血液検査じゃない。しかもメタボまっしぐらだし。
Y: 男「それで、私は何型なんでしょうか?」
M: まさか。
Y: BJ「ガタガタだ」
M: アッチョンブリケ。
Y: おやすみ。
M: おやすみ。
・バーナム効果
・ショットガンニング
・自分はマイペースなんだと思い込んだりする
・僕は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたとは違うんです。
・大正浪漫
・悪魔の証明
・稀血
・アッチョンブリケ
オナラ
Y: 人はなぜオナラをするのだろうか。
M: もっと、いろいろ考えるべきことがあるよね。
Y: 一般的にオナラを人前でするのは、よろしくないとされている。
M: 臭いしね。
Y: あのにおいのせいで、オナラは大変な嫌われもの。
M: エレベータの中で行為に及んだら、逮捕でいいと思う。
Y: においを変えたら、嫌われものにならないのではないだろうか。
M: 変えられるの?
Y: ラベンダーの香りとか、ローズヒップの香りとか。
M: アロマテラピーみたいね。
Y: アラマヘガピー。
M: ものすごい落差ね。
Y: 口臭を消すタイプの薬はあるのだから、オナラ界にもそろそろ小林製薬あたりが踏み込んでくると思う。
M: ガスピタンとかCMしてるじゃない。
Y: そういう臭いものにフタをするような考え方はよくない。もっとオナラにクリーンなイメージを持たせる工夫をしないと。
M: 政治家にクリーンなイメージを持たせるより難しいよ。
Y: オナラも「CHANGE」ですよ。
M: そこは変わらなくていいから。
Y: まず、マドンナに「おなら体操」を歌ってもらう。元気に出そう いい音だそう ドレミファプププ〜♪
M: オナラのイメージアップの前に、マドンナのイメージダウンだよ。
Y: 薬も、香りをいろいろ出して、オナラを楽しんでもらう。
M: どんな薬よ。
Y: 基本的には座薬タイプですね。
M: なんか嫌なんだけど。
Y: 止まって香るタイプも出てくる。
M: プリザSのパクりじゃない。
Y: P&Gはファブリーズを投入してくる。
M: それも座薬タイプなの?
Y: いや、スプレータイプにこだわってる。
M: こだわらなくていいから。
Y: おしりのポケットに入れておいて、出したらボタンを押す。
M: 事後処理なんだ。
Y: 携帯ファブリーズ。
M: あ、それは出たら売れるんじゃない?
Y: iアプリですよ?
M: 何でケータイに組み込むのよ。
Y: 待ち受けファブリーズ。
M: 迷惑メールを消してくれそうだけど。
Y: この技術が進むと、においの電子化が普及する。eにおい。
M: そういえば、においってデジタルになってないよね。
Y: においは発生させると消せないから難しいんですよ。
M: そもそもあまり需要もないと思うけど。
Y: そんなことないですよ。電子化したら、自分のオナラをメールに添付したりすることができるようになる。
M: 誰が喜ぶのよ。
Y: 超遠隔にぎりっぺ。
M: 嫌がらせじゃない。
Y: ファイルフォーマットは「NP3」。
M: いつから数字を使うほど、規格ができたのよ。
Y: 着メロの代わりに着ニオが流行するんで。
M: 使わないから。
Y: 好きなあの子からの着ニオはラベンダーの香り。課長からの着ニオはオナラのにおい。
M: オナラと勘違いされるじゃない。
Y: オナラじゃないのよ、オナラじゃないのよ。ちょっと電話が入っただけ。
M: 松嶋菜々子の黒歴史を持ち出さないでよ。
Y: オナラのイメージアップにつながってないね。
M: 自分でイメージ悪くしてるんじゃない。
Y: においだけではなく、音も変えないとダメですね。あの音も人々の心証を害している。
M: 変えなくても無音でいいんじゃないの?
Y: それは、すかしっぺじゃないですか。そんな後ろ向きなテクニックに傾倒してはいけない。オナラの地位を向上させないと。
M: どんな音にするのよ。
Y: いろいろ選べますよ。KAT-TUNの最新曲とかにしとく?
M: 著作権にひっかからないの?
Y: 最近のCDにはプリザSがついてますよ。ケースの背表紙のところの持ち手のプラスチックの中。
M: また座薬タイプなんだ。
Y: 勢いよく短めに出すと、超ウルトラドンみたいになるんで、うすく長く引き伸ばしたいね。
M: 新しいテクニックを要求してるじゃない。
Y: 青山テルマの「ここにいるよ」なんて、オナラ曲にピッタリだね。
M: まあ、そりゃあ、そこにいるよね。
Y: においと音を改善しても、まだ気をつけなければいけない点がある。
M: 改善と言い切るところがすごい。
Y: 子供の頃、オナラをペットボトルみたいな容器に溜め込んだことがある。3ヶ月くらい。
M: 子供の頃から救いようの無い行動をしてるよね。
Y: で、3ヶ月溜め続けて、ある日、どうしても容器を開けたくなって開けちゃったのね。
M: 貯金箱のように言わないでよ。
Y: そしたら、部屋がナチスの毒ガス部屋に早変わり。親から、めちゃくちゃ説教されました。
M: そんなに臭かったんだ。
Y: どうしてあれほど怒られたのか、最近になって分かりました。
M: どうして?
Y: オナラの成分には、硫化水素が含まれているんです。うっかり自殺するところでしたよ。
M: そのまま、うっかり逝ってればよかったのに。
Y: もし、みんながエレベーターなんかでテルマをいっせいに鳴らし始めたら、死人が出るかもしれない。
M: 出ないから。ていうか、テルマがオナラ伝道師みたいになってるし。
Y: いくらにおいや音を変えても、本質が変わっていないとダメってことですね。クリーンなイメージではなく、クリーンでなければならない。
M: 何をきれいにまとめてるのよ。
Y: 人はそんなに簡単には変われない。それがお尻からのメッセージ。
M: 結局、屁理屈じゃない。
Y: おやすみ。
M: おやすみ。
・CHANGE
・おなら体操
・松嶋菜々子の黒歴史
・超ウルトラドン
・硫化水素
五月病
Y: いやー、五月病ですよ。
M: 違うよね。
Y: 「毎日がだるく、すべてのことに対して無気力」ぴったり当てはまるよ。
M: あんたの場合、この時期だけじゃなくてずっとじゃない。
Y: 別に5月じゃなくても五月病と言ってもいいんですよ。
M: そもそも五月病って、どんな病気なの?
Y: もともとは、受験戦争後の新大学生が、希望に満ち溢れて入学したものの、新しい環境に適応できず目標もできずで、心身に不調をきたすストレス病だそうです。
M: 4月は気が張っていたものの、ゴールデンウィークで気持ちが折れた感じ?
Y: そう。一種の燃え尽き症候群とも取れる。
M: あんたは、まだ燃えた形跡がないじゃない。生な上に、腐ってる感じ。
Y: レアチーズ?
M: ハイジのチーズのように、炙り焼きにしてあげるよ。
Y: 大学生に限らず、新社会人も新人教育が終わって配属される頃にそんな症状が出たりするわけだ。
M: みんながそんな症状になるわけじゃないよね。
Y: 僕のように真面目で繊細なタイプがなりやすいみたいだね。
M: あんたは「ごがつ病」じゃなくて「さつき病」だね。
Y: 何その病気。
M: 不幸を演じる病気。
Y: 「幸楽」って店ほど、名前と矛盾している店はないよね。
M: 最近の新人の離職率ってすごそう。
Y: IT業界の場合、ひどい会社だと新人の半分が辞めるみたい。この業界は、五月病にそれだけかかりやすいのかもしれない。
M: 入社前の想像と入社後の実際のギャップが激しいのかもね。
Y: 社会経済生産性本部によると、今年の新入社員は「カーリング型」だそうです。
M: あー、そういうの毎年発表されてるよね。
Y: 「氷の上を滑走する石のごとくスムーズに就職でき、周囲がブラシでこすらなければ、減速したり、止まったりしかねない」だ、そうです。
M: まだ働いてもいないのに、何で分かるのよ。
Y: ちなみに、僕の時は「キシリトールガム型」だそうです。「種類は豊富、価格も手ごろ。虫歯(不祥事)予防に効果ありそうだが、味は大差ない」
M: どの年も、ひどい言われようね。
Y: キシリトールって、噛んだらお腹ゆるくなるよね。
M: あんたのような地雷もあったわけだし、その点は当たってるのかも。
Y: キシリトールのマスコットは「キラピーちゃん」です。歯はキラっと、お腹はピー。これほど完成されたネーミングは出てこないと思う。
M: そういうピーじゃないと思うよ。
Y: キラピーちゃんくらい、納得できるような型を命名しなければならない。
M: どんなのよ。
Y: 「パンダ型」レンタル費用1億円の超大型新人。白黒はっきりしてる。
M: どこが納得できるような型なのよ。
Y: 「ガス田型」類まれなる自己主張ができる。他から何を言われても、その心は揺らがない。
M: そんな新人いらないって。
Y: 「聖火型」自己権威を周囲に誇示する。受け入れた部署は穏便にプロジェクトを進める勉強ができる。
M: 燃え尽き症候群になるよ。
Y: まあ、五月病プロの僕からすれば、五月病なんて病気ではないです。
M: だからあんたは五月病じゃないんだって。
Y: 無気力が基本で、気力がある方が異常。夢や希望に満ち溢れていることは悪くないけど、別にそうなる必要はない。
M: スピリチュアルより性質の悪い説法ね。
Y: 世間では、生きがい・やりがいのある仕事をしないと負けみたいに言われてるけど、仕事というのは自分の気持ちとは無関係に、社会貢献できていればそれでいい。
M: 無気力だろうが、偽善だろうが、社会貢献があればいいってこと?
Y: やらない善より、やる偽善。気持ちなんてどうでもいい。身体を動かせ。社会貢献は義務。
M: その身体も動かないのが五月病なんじゃない。
Y: そこは鍛えていくしかない。気持ちが遠くにいってしまっていても、身体が機械的に動くようになれば完治。
M: むしろ悪化してると思うんだけど。
Y: 無理に気持ちと行動をシンクロさせようとするから、しんどくなるんだってば。
M: 気持ちと行動が一致してないから苦しいんだってば。
Y: その苦しみを抜ければ、悟りの境地。むしろ五月病こそが本来の自分。ビバ五月病。
M: あんたは、アルプスにでも行って、自分を取り戻した方がいいよ。コヤリの上でアルペン踊りでも踊ってきたらいい。
Y: アルプス一万尺のアルプスは、日本アルプスだよ。
M: そうなの?
Y: コヤリっていうのは小槍。槍ヶ岳の隣のクライマー御用達の山。その小槍の高さが、3,030mで一万尺。
M: じゃあ本場アルプスで、おんじにチーズでももらってきなよ。
Y: アルプスはあのブランコが怖いから嫌だ。あれ、振り子周期から計算したら、60km/h以上出てる。
M: それにハイジは笑顔で乗ってるの?
Y: そんなアーデルハイドに、クララは「意気地無し!」って言われてしまう。クララってすごいなって思う。僕だったら二度と立ち上がれない。
M: あんたがクララだったら、「立つ必要がない」とか言っておしまいじゃない。
Y: アルプス怖い。五月病悪化するわ。寒いし。
M: 寒いのは関係ないよね。
Y: おやすみ。
M: おやすみ。
・幸楽
・パンダ型
・ガス田型
・聖火型
・スピリチュアル
・やらない善より、やる偽善
・アーデルハイド