MとY

 
 
 
 
 
 

ギャンブル

 

Y: 最近、競馬の調子がいい。

M: じゃあ、ヴィトン買ってよ。

Y: 自分で賭けて増やせばいいじゃない。

M: 私は絶対に勝てるギャンブルを知ってる。

Y: そんなのあるの?

M: 競馬好き・パチンコ好きなどのギャンブル馬鹿に、それとなく会話を合わせておく。興味ありますよ〜くらいに。

Y: 興味ないのに、話合わせるの?

M: そうすると、たまに勝った勢いで、ごちそうに誘ってくれたりするわけですよ。

Y: ギャンブル依存症はよく聞くけど、ギャンブラー依存症は初めて聞いた。

M: 全く元手無しで、うまいものにありつける、ノーリスクハイリターン。

Y: ひどい、と言いたいところだけど、それは、ギャンブル馬鹿にとっても嬉しいことです。

M: なんで?

Y: ギャンブル馬鹿は、ギャンブルを何のためにやってるのか。

M: お金を増やすためじゃないの?

Y: ギャンブルでお金が増えるなんて話は、宗教並みに胡散臭い。そんなことは、ギャンブルやってる人間が一番よく分かってる。

M: そうなの?

Y: じゃあ、ルーレット必勝法を教えます。

M: あんたが言うから胡散臭いんだよ。

Y: 赤が7回連続で出ました。「0」を無視すると、赤が8回連続で出る確率は、1/256です。

M: うん。

Y: よって、赤が7連続で出た後に次に黒が出る確率は255/256。赤が7回連続で出たのを見たら、黒に賭ければいい。

M: え、なんか勝てそうじゃない?

Y: という話をあっさり信じるような人は、宗教のいいカモにされます。過去のデータを都合のいいように使うことを「ギャンブラーの誤謬」という。

M: だって、黒が出そうじゃない。赤が8回も続くなんて、すごく確率低いよ。

Y: 8回目も黒が出る確率は2分の1。それこそ100回連続で赤が出ても、ルーレット盤が故障していなければ、次に黒が出る確率は2分の1。

M: どうしてそうなるの?

Y: 過去の結果は、これから行なうことに全く影響がないから、過去がどうだったかは考えてはいけない。

M: でも、そういう話ってよく聞くよね。ツキとか流れとか。

Y: ツキも流れも結果論。回数を重ねるごとに、ただ粛々と勝率は2分の1に収束される。
k
M: 大数の法則?

Y: そう。回数を重ねるごとに分散が小さくなる。そして、そのギャンブルの期待値に収束されていく。

M: ビギナーズラックっていうのは、期待値に収束される前の状態ってこと?

Y: ギャンブルは続ければ続けるほど、確実に負けるので、初心者の方が勝ち組が多い。もっとも、ついてない初心者の方が多いけど。

M: ルーレットの期待値ってどんくらいなの?

Y: 約95%。「0」があるからね。競馬は概ね75%。宝くじにいたっては約47%。

M: これは、競馬だと、賭け続けると資金が75%になりますよ、ということを言ってる?

Y: そういうこと。残りの25%は税金です。宝くじなんてヤクザより性質が悪い。本気で宝くじの管理をやってるところに就職したい。

M: 「この売り場から何本1等が出ました」って参考になるの?

Y: そういう広告によって売れれば、そりゃあ、売り場の1等当選本数は増えますよ。正確には「この売り場の1等当選確率は何%です」と書くべき。

M: 宝くじ屋っておいしそうだね。

Y: もう、国を挙げての詐欺ですよ。クロサギでも手に負えない。

M: パチンコとかは?

Y: パチンコやスロットはさらに胡散臭い。店側で期待値を変化させられる。良心的な店で期待値90%くらいと言われてるけど、何とも言えない。

M: 勝つか負けるかは置いといて、最近のパチンコって面白そうじゃない?いろんなタレントやキャラクターものの台があったり。

Y: 一番すごかったのは、フランダースの犬の台。リーチかかったら、ネロの昇天シーンが出てくる。通称「昇天リーチ」

M: それは、ちょっとまずくない?

Y: おっさんが「ネロ死ねー!」って叫んでた。

M: ひどい。

Y: もう、何でもありですよ。倖田來未の台もある。♪めちゃくちゃ好きやっちゅーねん 月曜日も 火曜日も

M: 単なるパチンコ中毒じゃない。

Y: この台で打ったら、羊水腐るんだと思う。

M: 文化も期待値も低いギャンブルばかりだけど、期待値100%を超えるギャンブルを続ければ勝てるってことじゃない?

Y: そんなのあるわけない、と言いたいけど、方法はある。

M: どうやるの?

Y: 他人が知りえない情報を知ることで、期待値を上げられる。パチスロなら台の設定を知るとか。

M: 一般人では無理だよ。

Y: ラスベガスのビデオポーカーは設定100%オーバーのものがあるし、見て分かる。これなら、誰でもできる。

M: そういえば、あんたはラスベガスの旅費と宿泊費を全部カジノで稼いだとか言ってたね。

Y: これも運だけどね。大数の法則を発動させるには、回数を賭けないとダメ。競馬より勝ちやすいことは確かだけど、旅行の期間では必ず勝てる保障はない。

M: 逆に言えば、大数の法則を発動させないようにすれば、競馬でも勝てるんじゃない?

Y: 勝てる可能性が上がる、としか言えない。けど、その考え方は正しい。

M: 具体的にどうすればいいの?例えば、持ち金1万円を10倍にしたい場合。

Y: 回数を賭けることにより、大数の法則に捉まるわけだから、一番いいのは、10倍のオッズに1万円1点張りすることです。

M: それって、勝率悪くない?

Y: 10倍という目標に対しては、この方法が一番勝率が良いです。1レース千円ずつとか、複数点賭けるとかは、大数の法則に片足を突っ込むのと同じ。

M: 保険でこの目も押さえておこうとかは?

Y: 保険になってないです。正確には被害を25%で抑えようという保険にはなってる。

M: でも、競馬必勝本みたいのが、すごい出回ってるじゃない。このシステムで勝てる!みたいなの。

Y: 勝てるなら、本なんか売らないでそのシステムで延々稼いでればいい。せいぜい1,2年、たまたま勝っただけに過ぎない。いずれ大数の法則に呑まれる。

M: それが分かってるから、本を売るのかもね。

Y: これも詐欺の一種。

M: じゃあ、なんであんたは競馬やってるのよ。

Y: ギャンブル馬鹿は、ギャンブルを何のためにやってるのか。

M: そうそう。

Y: 趣味です。

M: それだけ?

Y: それだけ。でも、趣味としては悪くない選択肢。

M: どうして?

Y: だいたい趣味っていうのは金がかかる。ところが、例えば競馬なら、なんと75%のキャッシュバック。

M: ヤマダ電機もびっくりのキャッシュバックね。

Y: そして、趣味には、自慢大会の側面もあるじゃないですか。私の作品どうかしら。俺の成績どうよこれ。ちょっとこれオススメよ。

M: まあ、そうだけど。

Y: それと一緒で、ギャンブルに勝ったら、やっぱり自慢したいわけです。

M: ごちそうのお誘いに乗るということは、自慢に付き合うってこと?

Y: そう。だからお互いにとっていいことなんです。

M: じゃあ、ヴィトン買ってよ。自慢に付き合うってことで。

Y: いいよ。

M: マジで?

Y: あそこの外人さんがやってる露店で買おう。ヴィトンのバッグが2,000円だよ。超お買い得。

M: 絶対に偽物だよ。

Y: 分からないよ。本物かもしれない。ここはギャンブル。

M: 期待値0%。

Y: 男には、負けるとわかっていても、戦わなければならない時がある。

M: キャプテンハーロックは、ギャンブラーを煽るために言ったわけじゃないよ。

Y: そんなハーロックも、パチンコ台になってるんで。

M: ハーロックの誤謬。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。


ツキも流れも結果論
大数の法則
期待値イ
クロサギ
♪めちゃくちゃ好きやっちゅーねん 月曜日も 火曜日も
男には、負けるとわかっていても、戦わなければならない時がある

 
 
 
 
 
 

ホワイトデー

 

Y: 今日はホワイトデーです。

M: とりあえずヴィトン。

Y: えーと、僕には残念ながら、あなたにプレゼントを贈る権利はないのですよ。

M: どうして?3倍返しの日じゃないの?

Y: 何ももらっていないとお返しできないんですよ。ゼロを3倍にしてもゼロなんですよ。ドゥー ユゥー アンダスタンンンンドゥ!

M: じゃあ、権利はいいから義務にするよ。

Y: 権利あっての義務だよ。

M: ごちゃごちゃ言ってないでよこしなさいよ。

Y: バレンタインデーに完全敗北した人間には、この日をスルーできる権利が与えられているのです。

M: じゃあ、なぜ自らこの話題を振ったのよ。スルーしときなさいよ。

Y: 来年に向けての練習。

M: 今から北京オリンピックに向けて練習するくらい無駄だよ。

Y: もしバレンタインでプレゼントされたら、どうすべきか。

M: 震度50の地震がきたらどうすべきか考えた方が有意義。

Y: そもそもホワイトデーが、なぜあるのかを考えよう。

M: いちいち面倒くさいね。

Y: バレンタインには、ルペルカリア祭があって、ウァレンティヌスの伝説も織り混ぜた、一応の歴史的土台がある。

M: そのウァレンティヌスとやらは初耳だけど。

Y: 時のローマ皇帝クラウディウス2世は、兵士たちの結婚を禁止したんだけど、司教ウァレンティヌスは、これに背いて兵士を結婚させた。

M: 処刑コースじゃない。

Y: 案の定、皇帝が怒って、2月14日にウァレンティヌスを処刑。このことから、2月14日が恋人たちの日になったわけだ。

M: ホワイトデーには、そういった歴史的背景はないの?

Y: ウァレンティヌスが処刑された1ヶ月後、その結婚した男女は改めて二人の永遠の愛を誓い合った。

M: ちゃんと背景あるんじゃない。

Y: と、全国飴菓子工業協同組合が言っている。

M: それは信用できるの?

Y: ガセですよ。ホワイトデーなんて存在しているのは、世界広しといえ、日本とそれを真似してしまった韓国など。

M: 詐欺じゃない。

Y: いっそ韓国に、お得意の「自分たちが起源」を主張してもらいたいくらい、恥ずかしい文化とも言える。

M: 恥ずかしいは大袈裟だよ。

Y: 飴屋のガセネタに踊らされて、盛り上がっているのがホワイトデー。そんな日に贈られるものに価値などあろうか。

M: どんな日であろうと、愛とヴィトンの価値は変わらないよ。

Y: これだけ胡散臭い日なら、誰でもホワイトデーの由来をこじつけていいと思う。

M: よくないよ。

Y: ソフトバンクあたりがホワイト絡みで何かやってくるかもしれない。

M: いくらなんでも。

Y: ソフトバンクといえば、ヤフーとケータイが中核事業。

M: うん。

Y: ヤフーのマークは「Y!」。ケータイのマークは「=」。

M: それが?

Y: 組み合わせると「\!」。あの会社は金になることなら、何でもやる。

M: 会社として当然じゃないの?

Y: もしかしたら、ウァレンティヌスが、ソフトバンクのケータイを使っていたとか言い出しかねない。

M: ありえない。

Y: ホワイト学割で契約するウァレンティヌス。

M: 学生なの?

Y: シャア専用ケータイを購入。

M: ローマ帝国にキャスバル兄さん?

Y: 「ちぃぃ!木馬め」

M: なんで成りきってるのよ。

Y: ということで、これがホワイトデーの正しい由来です。

M: これだとホワイトデーは、ソフトバンクと契約する日になっちゃうじゃない。

Y: もう、それでいいじゃないですか。

M: 急に投げやりにならないでよ。

Y: ホワイトデーなんだから、全て白紙にしてしまおうよ。

M: せっかくホワイトデーの練習をしようとしてたんじゃないの?あきらめたら そこで試合終了だよ。

Y: 先生・・・バスケがしたいです。

M: じゃあ、ATMからお金おろしてこようか。

Y: 僕の?なぜ?

M: ヴィトンのバスケット型バッグがほしいのよ。

Y: おやすみ。

M: おやすみ。


ドゥー ユゥー アンダスタンンンンドゥ!
全国飴菓子工業協同組合
シャア専用ケータイ
キャスバル兄さん
ちぃぃ!木馬め
あきらめたら そこで試合終了だよ
先生・・・バスケがしたいです

 
 
 
 
 
 

ヒーロー戦隊

 

Y: この間、テレビでヒーロー戦隊ものをやってて、ボーっと見てました。

M: 他にやることたくさんあるよね。

Y: そしたら、昔すんごいお世話になった人が、それに出てたんですよ。

M: へぇ。

Y: その人は、悪女系が得意な女優やってるってことは知ってたんだけど、その戦隊ものでも悪の組織の一員だった。

M: こんど紹介してよ。

Y: DVD持ってるから、貸してあげるよ。

M: なんか嫌な予感がするから、いい。

Y: で、その戦隊ものは、どうも車をモチーフにした戦隊ものらしいんだけど、「炎神」っていう車の神様みたいのが出てきて、しゃべるんですよ。

M: ディズニーの「カーズ」みたいの?

Y: 考えるのをやめていいの?

M: そのカーズじゃないよ。

Y: そして、人間というかヒーローは、その力を借りて変身する。レッドとかブルーとかに。

M: ちょっと待って。炎神って一台じゃないの?

Y: どうも、車の種類分いるみたいんですよ。

M: ヒーローが一神教の人だったら、大問題だよ。

Y: 「この力を使えば、多くの人を救えるのか? だが断る」

M: 炎神涙目。

Y: まあ、テレ朝のヒーローの戦いは、概ね日本でやってるから大丈夫だよ。日本人は神に無頓着だしね。

M: 日本が平和なのは、神がたくさんいるからかもね。諸外国も見習えばいいのに。

Y: で、炎神の力を借りると、その炎神の能力が使えるみたい。

M: どういうこと?

Y: フォーミュラーカーの炎神の力だったら、素早い攻撃ができるとか。

M: そうなると、戦うのに有利な車がいいよね。

Y: ロードローラーだッ!

M: 子供達は分からないよ。

Y: ミキサー車。敵をセメント漬けにして、東京湾に沈める。

M: 攻撃方法がヒーローと対極だよ。

Y: バキュームカー。ひたすら臭い。

M: 味方にまで被害が出るよ。

Y: レッカー車。敵を移動する。

M: 移動して、何なのよ。

Y: 車寅次郎。わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。

M: 自己紹介してるだけじゃない。

Y: ロードローラー、ミキサー車、バキュームカー、レッカー車に寅さん。圧倒的じゃないか我が軍は。

M: 圧倒的に弱いよね。

Y: やっぱ、ヒーローなんだから強力な必殺技がほしいね。

M: 必殺なんだから、強いも弱いもないじゃない。

Y: シーズン中盤では霊柩車を投入。

M: 炎神じゃなくて死神になってるよ。

Y: 武器はデスノート。

M: 本当に必殺ね。

Y: デスノートで殴りかかる。

M: なんか、もったいないお化けが出る使い方だよ。

Y: これだけの兵力があれば、最終回まで楽勝モード。

M: ヒーローに必要なのは強さじゃないよ。

Y: 正義の心?

M: イケメンかどうか。

Y: 関係ないじゃない。

M: ヒーローを支えているのは視聴率。そして、チャンネルの権限を持つのは親。

Y: ママのハートをがっちりキャッチしないとダメだってこと?

M: フーテンでは数字は取れない。

Y: 男は年を重ねれば味が出るもんだよ。

M: 男はバカだから、年を重ねても臭くなるだけ。

Y: 多くの人を敵に回す発言だよ。

M: 敵に回るような加齢臭に用はない。

Y: ひどい。

M: じゃあ、あんたがヒーローやったとして、誰か見ると思う?

Y: 見るよ。僕のヒーローぶりはすごいよ。

M: どんなのよ。

Y: まず、戦わないんで。交渉して中庸を目指す。

M: 地味だよ。

Y: 今回の悪の組織は、環境を破壊したいらしいんですよ。だから、北海道あたりを渡して、満足してもらおうかと。

M: あんたの故郷じゃない。

Y: あんな寒いところは、ロシアに売ってしまっていいと思う。父さんも母さんも明日からロシア人。

M: あんたは、竜王が世界の半分くれるって言ったら「はい」っていいそうね。

Y: 闇の世界でも、もらった方がお得。

M: そんな長いものに巻かれまくるヒーローなんて誰も見ないよ。子供達の夢を奪わないでよ。

Y: 子供達の夢という観点だと、もう既に微妙ですよ。

M: どういうこと?

Y: イケメンでママを釣るのと同じく、戦闘に不向きなミニスカートでパパ釣り。ニーソックスで絶対領域を形成され日には、たぶん毎週見てしまう。

M: あんたのような、変態志向フェチはそういないよ。

Y: 僕は紳士ですよ。

M: じゃあ、変態紳士だ。

Y: 巨大ロボットにいたっては、確実にオモチャで再現可能なギミックのロボット。合体することで個数を増やし、子供の購買意欲を煽りまくり。

M: あんただって、昔そういうので遊んでたんでしょ。

Y: あんな超合金で遊んだところで、北海道をロシアに売り渡そうとする人間が育つだけ。

M: 確かに、ロボットが何の夢も与えていないことが立証されてしまってるね。

Y: ヒーロー戦隊とは、イケメン・太もも・超合金という、家族の欲望の集大成。

M: テレ朝に怒られるって。

Y: 人々の欲望を満たすため、ヒーロー達は今日も戦い続ける。

M: 趣旨が変わってるよ。

Y: 欲望を満たすことが、はたして正義となるのか。苦悩するヒーロー達。

M: 子供向け番組を複雑な構成にしないでよ。

Y: がんばれ太もも、負けるな太もも。

M: 簡単すぎるって。

Y: 絶対領域ももレンジャー。

M: おやすみ。

Y: おやすみ。


昔すんごいお世話になった人
カーズ
だが断る
ロードローラーだッ!
圧倒的じゃないか我が軍は
竜王が世界の半分くれる
絶対領域
超合金

 
 
 
 
 
 

バレンタインデー2

 

Y: 心身共に、冷え込む季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

M: 何その前文は。

Y: 地球温暖化が叫ばれて久しいですが、なぜ、毎年この時期に氷河期がやってくるのでしょうか。

M: 最近は、義理チョコ予算の見直しがはいって、復活の兆しがあるみたいよ。氷河期終わるんじゃない?

Y: 義理の中にもレベルがあると思うんですよ。今回の予算改定は、義理カーストの上位組。いわゆる「世話チョコ」対象。

M: 普段お世話になってる人に渡すってやつ?

Y: カースト上位に予算を使ってしまうせいで、最下層組には、チロルチョコすら回ってこないかもしれない。

M: 普段から、他の人のお世話をしないから、そういうことになるんじゃない。

Y: これは「世話チョコ」の名を借りた「保険チョコ」ですよ。仲良くしておいた方が自分に有益な人、あるいは、本命つぶれたとき用の人。

M: チョコレートをもらえないっていうのは、もらえない方に問題があるんだよ。

Y: 何そのイジメっ子理論は。

M: 正論だよ。

Y: イジメはよくない。それなのに、日本全国でイジメを奨励している有様です。

M: イジメじゃないって。

Y: 昨年の柳沢厚労相へのバレンタインチョコ。「素直に辞めるアナタが好きチョコ」を送りつけられてるんですよ。

M: 「産む機械」とか言うからじゃない。

Y: 悲しい人が出るイベントというのは、どうなんでしょうか。

M: 確かに、もともとの日本の文化には、そういうのはないね。

Y: もっと、平等なイベントであるべき。

M: どうすんのよ。

Y: バレンタインの始まりは、古代ローマまでさかのぼる。

M: ロマンチック・ラブ?

Y: それはもっと後で、中世の騎士道精神が始まり。一生の恋愛関係という考え方。

M: つまんないね。騎士道。

Y: ちなみに、ロマンチック・ラブに相対して、プラトニック・ラブ。

M: こう、反対側に相対するような言葉はないの?逆ハーレム、みたいの。

Y: クリニック・ラブ。

M: 医者と合コン?

Y: いや、頭おかしいから、病院行った方がいいよって意味。

M: あんたに言われたくないよ。

Y: パチョレック・ラブ。

M: ただの阪神ファンじゃない。

Y: 日テレジェニック・ラブ。

M: それはあんたでしょ。

Y: フロントホック・ブラ。

M: なにそれ。

Y: 男のロマン。

M: で、古代ローマがどうしたのよ。

Y: 2月14日は、女神ユノの祝日であり、その次の日から、ルペルカリア祭というお祭りがあったそうです。

M: どんな祭りなの?

Y: 当時、若い男性と女性は別々に暮らしていた。

M: 私は生きていけない。

Y: 2月14日に、女性は札に自分の名前を書いて桶に入れ、翌日、男性は桶から札を引く。

M: それで?

Y: ひいた男と札の名の女は、ルペルカリア祭を一緒に過ごすわけだ。

M: それは、きつくない?

Y: 男も女も、当たりを必死で願う。

M: ハズレ引いたらゲンナリだよ。

Y: パ・ジェ・ロ! パ・ジェ・ロ!

M: あー、そんな感じ。

Y: バレンタインデーも古代ローマの慣習に乗っ取って、女性がチョコレートを役所に届け、役所が男性に無差別配布しよう。

M: 誰も役所にチョコレートを持っていかないよ。

Y: 亀梨君にあなたのチョコレートが渡る可能性もあるわけですよ。しかも、唯一のチョコレート。

M: ちょっといいかな、と、思ってしまった。

Y: でも、柳沢厚労相に渡るかもしれない。

M: 「素直に辞めるアナタが好きチョコ」を、役所に届ける女性もいるんじゃない?

Y: そんなチョコが渡ってきたら、本当に会社を辞めてしまいそうだ。

M: 適材適所じゃない。

Y: やはり、この世界に平等なんてないのか。

M: そんなに落ち込まないでよ。今年のバレンタインは、あんたのために用意しといたよ。

Y: マジで!

M: 冷凍餃子。

Y: 当たったら死んじゃうよ。

M: パ・ジェ・ロ! パ・ジェ・ロ!

Y: おやすみ。

M: おやすみ。


素直に辞めるアナタが好きチョコ
パチョレック
日テレジェニック
パ・ジェ・ロ!
冷凍餃子

 
 
 
 
 
 

SP

 

Y: 「SP」面白かった。

M: 岡田君もいいけど、堤さんも捨てがたいね。

Y: ドラマは面白ければいいんだけど、このSPって職業は実際にもあります。

M: アメリカのシークレットサービスみたいなもの?

Y: 日本ではセキュリティポリス。略してSP。

M: じゃあ、総理大臣とかは、SPに守られてるわけだ。

Y: このSP、ポリスっていうくらいだから、警察官なわけですよ。

M: うん。

Y: 公務員です。税金投入されてます。

M: そりゃあ、そうでしょう。

Y: ドラマでは、犯人の人が「こいつは守る価値なんか無い」と総理を指して言ってたけど、案外これはあってるんじゃないだろうか。

M: 総理大臣が死んでもいいってこと?

Y: 別にいいんじゃないでしょうか。

M: じゃあ、まず、あんたが死になよ。

Y: 犯人のように殺そうとする必要は全くないけど、守る必要も無いと思うんですよ。

M: SP不要?

Y: いらない。総理大臣守ってる暇があったら、僕を守った方がいい。

M: 世界で一番無駄な税金の使い方を提案したね。

Y: 民主主義って、民意が反映されている生活であればいいわけだ。

M: まあ、そうだけど。

Y: さすが21世紀だけあって、個人がマスコミを介さずに意見を述べられる時代になってきている。

M: Web2.0ってやつ?

Y: もう少しすれば、マスコミフィルタを通さずに、真の民意というものが、全国民に伝わる仕組みができるのではなかろうか。

M: そんな仕組みなんてできるの?

Y: Wiiの「みんなで投票チャンネル」でいんじゃね?

M: よくないよ。

Y: 今は、民意の代表者という観点で選挙を行ない、そのトップにいるのが総理大臣となっている。

M: うん。

Y: 前にも言ったけど、代表者に依存した形では、民意の全てを反映させることに限界がある。

M: 総理大臣という存在そのものがいらないってこと?

Y: 総理大臣のような、強いリーダーシップが無くなった時こそが、民主主義の完成形のような気がするわけですよ。

M: 気のせいだよ。

Y: 「板垣死すとも自由は死せず」って言葉もあるじゃない。

M: 板垣さんも、こんな引用をされて、さぞかし無念なことと思います。

Y: そういう観点で、ドラマ「SP」を作りましょう。

M: また脚本書くの?

Y: まず、要人がどんどん死にます。

M: 何やってるのよSP。

Y: 岡田君は合コン三昧。

M: あ、その合コンいきたい。

Y: ところが、犯人側は、要人をたくさん殺しているのに、ちっとも自分達の思うような世界にならない。

M: どうして?

Y: 民意で国を動かす仕組みが整っていたのです。

M: Wiiで?

Y: これぞ、社会の力。Society Power.

M: 略して「SP」?

Y: 犯人側は、任天堂のサーバをターゲットにし始める。

M: やっぱWiiなんだ。

Y: 任天堂サーバをサイバーテロから守らなければならない。

M: なんか、話の雲行きを怪しくなってきたよ。

Y: 任天堂は、セキュリティピカチュウで応戦。

M: また、とんでもない「SP」が出てきた。

Y: ピカチュウの「10まんボルト」こうかは ばつぐんだ!

M: サーバ壊れるよ。

Y: 犯人側は西のネズミに対抗して、東のネズミで応戦。

M: ネズミ年だからね。

Y: ソルジャー・プーを刺客として送り込む。

M: 「SP」をモジりたいんなら、プルートの方が格上じゃない?

Y: サイバーテロに関しては、プーさんの方が長けているのです。

M: そんな風には見えないけど。

Y: サーバにハチミツを塗りたくる。

M: どこがサイバーなのよ。ものすごいインファイトじゃない。

Y: この戦いで、任天堂の清掃担当のパートのおばちゃんは、とても苦労している。

M: ピカチュウに掃除させなさいよ。

Y: 「ハチミツと苦労婆II」

M: 「SP」じゃなくなってるじゃない。

Y: このドラマを通じて、本当に守るべきは総理大臣などではなく、民意の正確な取得と反映の仕組みであることを知ってもらいたいね。

M: その前に、あんたにSPをあてた方が良さそうね。

Y: やっと、僕の価値に気づいてくれましたか。

M: セキュリティパッチ。

Y: ひどい。

M: または、サービスパック。

Y: ひどすぎる。

M: おやすみ。

Y: おやすみ。


Web2.0
マスコミフィルタ
みんなで投票チャンネル
板垣死すとも自由は死せず
岡田君は合コン三昧
ピカチュウ
10まんボルト
こうかは ばつぐんだ!
ハチミツと苦労婆II
サービスパック

 
 
 
 
 
 
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