MとY

 
 
 
 
 
 

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働き方改革

 

Y: あけましておめでとうございます。

M: おめでとう。

Y: もう正月休みも終わりですよ。

M: 今年、短いよね。

Y: 明日、会社行きたくないなー。

M: 明後日もでしょ。

Y: 働き方改革って話題じゃないですか。

M: 長時間労働にならないようにするとか?

Y: いろいろなテーマがあるけど、それが一番大きいかな。

M: それって解決する話なの?

Y: 少なくとも外国では日本より労働環境は良いみたいよ。

M: 外国は休みがすごく多いとかは、昔から言われてるよね。どうして休んで仕事がまわるんだろう。

Y: たぶんまわってないよ。

M: そうなの?

Y: まわらないことを良しとしてるんだと思う。

M: どういうこと?

Y: 日本で誰かが休んで仕事に穴あけたら迷惑だと思うし、休んだ方も迷惑をかけているという心境になるよね?

M: 有給取るにも、「ご迷惑をおかけしますが」とか言っちゃうね。

Y: そういう性根から改革しない限り、働き方改革なんて無理だと思う。

M: 外国だと休んで当然という感じ?

Y: 用事のある人が休んでいても、休みだったら仕方ないという風潮があるんじゃないですかね。

M: 仕方ないで済むの?

Y: 外国のサービスの素っ気なさを見る限り、そうだと思うよ。

M: 海外に行くと、割と適当なところはあるよね。

Y: 日本のようなサービスのきめ細やかさをキープするとなると、働いている人の負担はどんどん上がるし、そりゃあ休んでる人がいると恨み節も出るよね。

M: でも、海外の方が生産性は高いとかよく言われるよね。

Y: 日本のきめ細やかなサービスというのは、数字に出てこない内容だから、日本人の仕事がトロいというわけじゃないと思うんですよ。海外でそんなことやってないから、きちんと比較ができない。

M: サービスにもきちんとした値段を付ければ、生産性も高く見えるようになるということ?

Y: 残念ながら値段は付かないんだろうね。値段が付くのであれば海外でもそういう傾向が出るはず。これは日本人の気質の問題であり精神がガラパゴス化してるとも言える。

M: でも外国人が日本に来た時の評判はいいよね。

Y: 海外で日本と同じサービスをすれば受けるかもしれないけど、サービスする側は日本人でなければ耐えられないと思うよ。

M: 日本人も耐えられてはいないけどね。死ぬまで我慢しちゃうし。

Y: 過労死という英語表現はないそうです。

M: これだけ若者が自殺する国はそうないよね。

Y: 日本人の生産性が低い理由はもう一つある。

M: なんなの?

Y: 報連相のせい。

M: 報告、連絡、相談ってやつ?それって重要なことだって入社してから徹底して教わらなかった?

Y: でも仕事のうちのかなりの割合が報連相に食われてない?

M: そうかもしれないど大事でしょ?

Y: 偉い人に報告する会議のために会議をしたり、報告書のレビューをしたり、不思議なことやってるなと思いませんか?

M: そういうもんでしょ。

Y: 日本ではそうだね。当然ながら、報連相という英語表現もない。

M: 報連相無しで仕事まわるの?

Y: なぜ報連相が必要なのか。

M: 主に上司に状況を把握してもらうためだよね。

Y: じゃあ、なぜ上司は状況を把握する必要があるのか?

M: 状況が分からないと判断できないじゃない。

Y: 上司が判断する必要があるから報連相しているということだよね。

M: 当たり前でしょ。

Y: 判断も部下がやったらいいじゃない。

M: それで失敗したらどうするのよ。

Y: 報酬を下がったり、クビになったり、何らかのペナルティを負うよね。部下が。

M: 厳しすぎない?

Y: 逆に言えば、部下をスパッと辞めさせることができないから、部下が使えない場合は特に、上司があれこれ判断するしかなくなるよね。

M: あんたの上司はかわいそうだね。

Y: 私、失敗しないので。

M: あんたは失敗しないんじゃなくて、何もしてないだけだよ。

Y: 日本人はやたらプロセスを重視するから、ゴールまでの辿り着き方まで上司がチェックすることになる。そうではなくて、部下には明確なゴールだけ与えて後は任せればいい。

M: それってゴールまで辿り着けない人はきつくない?

Y: もちろん上司は相談には応じる。それでもダメなら、ゴールまで辿り着ける仕事を選べばいい。でも今の日本は、簡単に仕事を変えられないよね。

M: つまり、会社は人を辞めさせやすく、仕事をする人は職に就きやすくする必要があるということ?

Y: いわゆる雇用の流動性というやつです。

M: 雇用の流動性が大きいと、安定した生活は得にくくなるよね。

Y: 少なくとも、僕はどこ行ってもクビになるかな。

M: あんたはそうだろうね。

Y: 今の日本式の雇用関係は、一度滑り込んでしまえば、能力が劣っていても食べていける。その代わり会社に心臓を捧げなければならない。

M: 会社は調査兵団か何かなの?

Y: 会社側も従業員が簡単に辞めることができないのが分かってるから、無茶な要求をしてくる。

M: ブラック企業はこうしてできるのね。

Y: これを解決するのは、ニワトリタマゴの問題に陥る。

M: 社員のクビを切れるルールが先か、豊富な再雇用先の確保が先かということね。

Y: 社員のクビを切ってOKとすると、正社員をバンバン切って、必要な時に必要なだけ雇うスタイルになるだろうから、雇用先は減るんじゃないでしょうかね。

M: その代わり派遣社員という概念は無くなりそうね。

Y: この状態が資本主義においては健全と言えば健全なんだけどね。

M: あんたは不健全要因ということね。

Y: ここまでをまとめると、長時間労働をなくすには、まずサービスレベルを落とし、それをみんなが当たり前だと思える社会とすること。そして、報連相する時間をなくすため、雇用に流動性のある社会とすること。

M: なんか働き方改革ではなくて、社会の改革になってるんだけど。

Y: 僕が悪いのではない、社会が悪い。改革すべきは社会。

M: あんたは自己改革しなさいよ。

Y: 仕事が楽しいと思えるなら、何時間やっても苦にならないというやつ?

M: そうそう、そういう気持ちを変えていく系のやつ。

Y: それ、ワタミ理論だよ。洗脳だよ。

M: でも、仕事が一番楽しいという人もいるよ。

Y: その人が一人で勝手に仕事をしてるなら問題ない。その人に部下がいるとしたら、部下がやばい。

M: なんで?

Y: 仕事が一番楽しいという奇行種の下にいると、仕事が楽しいと思えないと不安になる。

M: 相談しても理解してもらえなさそうだよね。

Y: 相談しても、どうしたら楽しんで仕事ができるかというテーマになる。仕事は嫌なものだと割り切って向き合う発想にはならない。

M: でも楽しめるなら、それに越したことはないでしょ。

Y: 人は千差万別です。今の仕事は嫌だけど続けざるを得ない人もたくさんいる。日本には雇用に流動性がないからなおさら。そう考えると、働く時間が問題なのではなく、ストレスがどれくらいかかっているかが問題なのかもね。

M: 働く時間が短くても、ストレスがかかるのであれば問題だということ?

Y: 逆にストレスがないのであれば、何時間仕事をしても平気だという人もいるだろうね。

M: そういうことを言うと、うちの社員はストレスがかかっていないから、何時間仕事やっても大丈夫という輩が出てくるよ。

Y: ストレスを測定する機械がほしいね。

M: 社員にストレスをかけたら会社が罰せられるの?

Y: 「ストレス係数345 執行対象です」(cv.日高のり子)

M: 会社消されちゃうよ。

Y: ストレスが高い人に対しては、会社は手当が義務付けられる。

M: それって、楽しんで仕事をしている人の方が、給料安くならない?

Y: いいじゃない、楽しんでるんだから。

M: よくないよ。

Y: もう給料はストレスに比例させればいいよ。そうすれば、会社は労働環境の改善にものすごく力を入れると思うよ。

M: ストレスと給料を比例させろって、10年前と全く同じこと言ってるよ。恐ろしいほど進歩がないね。

Y: だいたい、改革と名が付くケースは、権力を持った人が考える内容なんで、本当に庶民の生活が良くなる内容にはならないよね。

M: じゃあ、権力者視点ではない場合は何て言うのよ。

Y: 革命だよ。

M: 働き方革命?

Y: 働き方革命のゴールははっきりしている。労働ゼロの世界。

M: ゼロは無理でしょ。機械に創造はできないんじゃないの?

Y: それがそうでもない。シンギュラリティって知ってる?

M: 知らない。

Y: 技術的特異点とか呼ばれてるやつ。人工知能(AI)が人間を超越する日のこと。

M: そんな日が来るの?

Y: これ、相当早くなるんじゃないかと思ってる。2016年はAIの書いた小説が文学賞の選考を通過したり、将棋や囲碁でも名人級の人と勝負できるようになってるんだけど、それはディープラーニングの確立が大きい。

M: そういうの興味ないから。結論を言うと、画期的ななんかが出てきてAIが急速に賢くなったってことだよね。

Y: 元も子もないけど、そうです。

M: AIが人間を超えても、人間が得意な分野と住み分けができるんじゃないの?

Y: 僕の予想は全ての分野でAIの方が優れている未来になると思うよ。芸術においてもそう。初音ミクに歌わせるんじゃなくて初音ミクが曲を作る時代になり、やがては、初音ミクが初音ミクを創る時代になる。

M: カオスだよ。

Y: 近い将来、どんどん人間の労働は機械に置き換えられる。そんな世界に対しての心構えは、働くことを生き甲斐にしないことだと思う。

M: あんたは働きたくない理由をいくつ見つけてくれば気が済むのよ。

Y: 資本主義で成功するということは、他の人より先んじて創造するということですが、今までは対人戦でした。それがこれからは機械相手に勝たなければなりません。勝率はどんどん悪くなるでしょう。

M: なんだか夢があるんだかないんだか分からない話ね。

Y: かつて「働いたら負けかなと思ってる」という至言を放ったニートがいたけど、彼は生まれてくる時代が早すぎた。本当に働いたら負ける世界がこれからやってくるのです。そんな世界で幸せに生きるにはどうすべきか。真剣に考えなければならない時期にきています。

M: きてないよ。時期尚早だよ。

Y: 困難な仕事の達成感、期待に応えられた時の充実感、そんなことに重きを置いていては足場ごと機械に持っていかれて、いざという時立つことが困難になる。

M: 今ちゃんと立ててない人に言われたくないよ。

Y: 実際、働く必要がなくなったらどうします?

M: ちょっと想像もつかない。

Y: そんな時代の最先端を突っ走っているのがニートです。彼らが新世界の神となる。

M: そんな世界は嫌だ。

Y: 機械の前では人間なんて五十歩百歩。やばい未来に初めて希望が見えてきた。

M: シンギュラリティはまだだから、とりあえず、今年の目標を考えなさいよ。

Y: やっぱり将来を見据えての目標にしないとダメだと思うんですよ。なので、働くことを二の次三の次に思える何かを自分の中で育てたいですね。

M: いい事言ってる風で、働きたくないって言ってるだけだからね。

Y: はー、明日会社行きたくないなー。

M: 結局それ?

Y: おやすみ。

M: おやすみ。


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